2003年4月に広島以西で唯一の社会福祉学のドクター・コースとして新しく開設された社会福祉学研究科博士後期課程は、21世紀における新たな社会福祉制度や政策の大きな転換に対応して、修士課程において修得した専門的な知識と研究能力を基礎に、さらに高度な理論的・実践的な教育研究を行うことを目的としています。
そのために、本学では研究領域を三つに分けた教育研究体系を編成しております。第一に、社会福祉学の理論と歴史を踏まえた高度の研究、第二に権利擁護とウエルビーイングの社会環境の制度や社会福祉及び社会保障政策研究、第三に環境福祉における学の創造研究の三分野をベースにしたカリキュラム編成がなされ、博士課程の大学院生は、それに基づき理論研究・政策研究・実践的調査を融合し学的統合の視点を基礎
に専門的研究を進めます。また、近世以来の社会福祉や救貧法に係わる全国でも希有な貴重書コレクションを有する図書館や35年の歴史を有する社会福祉研究所等の学内資源を活用しながら研究を進めていきます。
研究指導はいずれの分野においても日本のトップクラスの研究者たちによる少人数教育で行います。さらに、指導教授の下で、本学で実施されている様々な研究プロジェクトに参加し、学会発表を行ったりしながら、学位論文の完成を目標に徹底した個別指導が行われます。これらを通して、教師・院生ともども研究者集団として新たな社会福祉学の創造・革新・発展を目指すものです。また、「水俣学」の研究・教育拠点として全国でもユニークな大学院作りを進めております。
終了後の進路として、社会福祉学領域における高度な調査・研究能力を持ち高等教育や研究機関で活躍する研究者の道や高度の専門的知識と調査能力をもって地域の福祉分野で活躍する高度専門職業人として活躍することが期待されています。
また、授業時間に関しては、昼夜開講制を採用し、昼間勤務を持つ社会人も学ぶことが出来るように時間割が編成されています。 |