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社会学者 古市憲寿氏「現代の幸福論」語る 第24期DOがくもん第2回講演会 

 公開講座第24期DOがくもん(熊本学園大学・熊本日日新聞社主催)第2回講演会が、9月24日(土)本学14号館高橋守雄記念ホールで開催され、社会学者の古市憲寿氏が「現代の幸福論~『幸せ』と『不安』のハザマで揺れる若者たち~」をテーマに講演。420名が聴講しました。

 古市氏は、「就活」や「ブラック企業」など、ネガティブな話題で不遇が叫ばれることの多い若者の生活満足度が、実は高いことを指摘。20代は約8割、中・高校生では約9割が、現在の生活に満足しているとする調査結果を示しました。デフレが進み、良いものが安く買える社会になったことや、親元で暮らす若者が多くなったことなど、お金をかけなくても満足の得られる生活ができていることを理由に挙げ、「将来に期待しないという若者も増えていて、未来に対する諦めもその理由のひとつ」と、若者の目線から見た幸福論を語りました。

 また、今後の日本において最も考えなければならない問題は少子高齢化であるとして、若者に対する社会保障や、深刻化が懸念される単身高齢者の問題を提起。「今年生まれた子どもは2050年でも34歳。22世紀まで生きる人も少なくない。未来に対して、危機感をもった検討がなされるべき」と訴えました。

 講演の後半は、来場者が紙に書いた質問を古市氏が読み上げながら回答する、質疑応答形式で進行。「現代の教育に対してひとこと」との質問に対しては、「日本は、小・中学校教育は世界的に見てもレベルが高いのに、乳幼児教育が軽視されている。乳幼児期の教育ほど子どもの一生に与える影響が大きい。国がもっと責任をもつべきではないか」と回答。また、「どんな時に幸せを感じるか」との質問には、「好きなチョコレートを食べているとき」と答えたうえで「幸せかどうかは、自分が何を好きで、何が大切かをわかってないと意識しづらいもの。意外と自分の好き嫌いを分かっていない人が多い」と話し、会場の笑いを誘いました。

 最後に、「幸福とはイメージであって、絶対的な幸福も不幸もない。気の持ちようだと考えることだってできる。社会が暗いからといって、自分まで落ち込む必要はない。世の中や地域といった大きな枠組みではなく、身の周りの小さな枠組みで幸せを考えてみては」と提案し、講演を締めくくりました。

地域   2016/10/04   広報室

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