「災害時にも役立つ!シニアのためのスマホ講座」が開催されました

学部

2018.12.22

 12月22日(土)、商学部経営学科・堤豊ゼミの学生が地域の方々を対象とした「シニアのためのスマホ講座」を本学14号館1階で開催し、50代から80代の約50名の参加がありました。情報弱者と呼ばれるシニア層を主な対象に、安心してスマートフォンを使ってもらおうと2014年度から毎年開催しているもので、今年で5回目。熊本県警察本部サイバー犯罪対策課から「サイバー防犯ボランティア」の委嘱を受けて活動する4年生を中心に、2・3年のゼミ生を合わせて約30名が講師を務めました。

 講座では約20分にわたり、災害時に家族と素早く連絡を取るためのインターネット電話や、避難情報等を取得できる防災アプリの紹介、ウイルス対策やプライバシー情報の設定、バックアップの重要性を解説。その後は教室を移動し、セキュリティ対策やアプリケーションの操作方法などについて、個別相談をマンツーマンで行いました。

 個別相談では、同ゼミの出身で、通信キャリア会社の「スマホアドバイザー」を務める卒業生も駆けつけ、スマートフォンを持たない人に、その機能や活用事例を紹介したほか、熊本県警察本部サイバー犯罪対策課によるサイバー犯罪に関する質問コーナーも設けられました。

 合志市在住の72才の女性は、「約1カ月前にスマートフォンに買い替えたばかり。一人暮らしで側に相談できる人がいないので参加しました。基本的な操作でつまずいて使えていなかった機能も、学生さんが丁寧に教えてくれて疑問が解消しました」と笑顔を見せました。

 松本享大さん(4年)は、「2年生の時から講師を務め、今年で3回目。スマートフォンの普及が進むにつれて、iPhone(iOS)やAndroidといったOSの性能の違いを理解したうえで説明が必要だとより感じるようになりました。後輩のゼミ生にも知識を身につけ、活動にいかしてほしいと思っています」と語りました。

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