ビジネスパーソンのための専門講座が産業資料館で開催されました。
2006.06.06
本学産業経営研究所の第3回「ビジネスパーソンのための専門講座」が開かれています。そのうち5月25日と6月1日の2回は「九州・熊本の産業遺産と産業観光」(幸田亮一商学部教授)というテーマで、産業資料館が利用されました。
6月1日は受講生による宿題発表の日でした。熊本市の由緒ある料亭などを活用した観光振興策や、阿蘇での観光農園・神楽・温泉を組み合わせた滞在プラン、肥後の石橋物語、産業観光とコンシェルジュ、地域伝承と文化遺産、産業遺産のマーケティング、観光資源としての工場などの力作が続き、活発な質疑応答が行われ時間が足りないほどでした。
2回の講座を通じ、熊本は「産業観光」という観点から見て、ビジネス面で大きな可能性を秘めているが、(1)ガイドや語り部の育成、(2)様々なネットワークの強化、(3)新たなマーケティング、などの課題を持っていることが分かってきた次第です。