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2023.03.20 全学科
経済学研究科博士後期課程の谷川琴乃さんが北海道大学大学院経済学研究院教員に内定

 大学院経済学研究科経済学専攻博士後期課程の谷川琴乃さん(3年)が、4月から北海道大学大学院経済学研究院助教として採用されることが決まりました。

 谷川さんは、2014(平成26)年4月に本学経済学部経済学科に入学し、2年次の秋学期から坂上智哉教授(専門:マクロ経済動学)のゼミに所属。3年次には坂上教授の指導のもと、ゼミの仲間と「出世払い型奨学金が社会全体にメリットをもたらす数学的条件」を導出し小論文にまとめ、小論文・プレゼンテーションのコンテスト、「日銀グランプリ」(主催:日本銀行)に挑戦しました。この経験がきっかけで坂上教授から大学院進学を勧められ、同教授を指導教授とし、2018年(平成30年)4月に本学大学院経済学研究科経済学専攻修士課程、2020年(令和2年)4月に博士後期課程へ進学。「身近なことを目に見える形にしたい」と、人口減少社会における公的年金制度の持続可能性について坂上教授と共同で研究に取り組みました。「大学院生での自分の研究には一貫性を持つことを心がけました。坂上教授をはじめ本学の教授陣からのご指導、学会で他大学の研究者からいい刺激を受けたことで、研究を深めることができました」

 研究者を志し、北海道大学経済学部で教壇に立つ谷川さんは「担当科目についてはしっかり準備をして、研究論文も積極的に投稿し今後の研究活動につなげたいです」と意気込みを語りました。