志水 雅樹 さん
経済学部
経済学科
(4年)
熊本県/熊本商業高等学校出身
※この内容は2020年6月現在の情報を記載しています。
自分に向いていることを、じっくり探せる時間と出会いがあります。
「就職か、進学か」。商業高校で進路選択を迫られたとき、卒業してすぐに働く姿がイメージできませんでした。部活でサッカーにのめり込み、仲間と駆け抜けた3年間。卒業後の具体的な夢は描けずにいました。
いくつか大学や専門学校のオープンキャンパスに参加してみたものの、ぐっとくるものがなく…。そんなとき出会ったのが、パンフレットで目にとまったクマガクの経済学科でした。2年次から選べる「国際経済専攻」に興味を持ち、もともと好きな英語と、経済を一緒に勉強できたら将来の選択肢の幅が広がりそう、ここで何かが掴めるのではと、“ワクワク感”が芽生えたのを覚えています。
大学生活は、想像していた以上に楽しいです。2年次には、国際フィールドワークで初めてニューヨークを訪問。世界の金融市場を動かす街の活気に圧倒されました。翌年はカンボジアにインターン実習へ。現地の児童養護施設を訪れ、そこで暮らす子どもたちの生活実態調査や、ホテルでの就業体験を行いました。いずれも、現地の人たちと触れ合うなかで、経済の豊かさと心の豊かさは必ずしも比例しないことを学びました。「経済大国だから」「発展途上国だから」といった先入観とはまったく違う世界が広がっていたんです。ゼミでは国際貿易や各国の経済政策について研究していますが、数字や統計データだけでは読みとれない、その国や地域ならではの“生きた経済”があることを知りました。
海外での経験、ゼミでの学びは自分の価値観を大きく変えていきました。入学のときに芽生えた“ワクワク感”を行動に移したとき、自分の将来が見えた気がしました。就職活動でも、一つの業種にこだわるのではなく、多業種の話を聞くなかで、次第に住宅業界に興味を持つように。「人の一生に関わる決断に、最適な提案をする仕事がしたい」。それからは、自ら企業の門を叩いてインターンシップに参加したり、クマガクの先輩(GSA:学生就職アドバイザー)に話を聞いたりと、夢に向かって突き進んでいます。
大学で過ごす4年間は、人生においてとても濃い時間だと思います。新たな世界を見せてくれたクマガクでの体験は、私の財産です。
OTHER MESSAGE
「経済学科」に関するメッセージ