山北 翔大 さん
社会福祉学部
第一部社会福祉学科
(3年)
熊本県/人吉高等学校出身
※この内容は2021年6月現在の情報を記載しています。
先生との出会いをキッカケに、何事にも前向きにチャレンジする本来の自分を取り戻しました
高校生の頃から人と話すのが好きで、新しいクラスにもすぐに打ち解けられるタイプ。小学校から続けているバスケットボールは、先生のアドバイスもあり高校時代に審判に転向し、 審判の資格を取りながら部活動に励みました。
「社会福祉専門職」をめざすようになったキッカケは、福祉の現場で働く伯父の姿を見ていたから。しかし、「教員」という夢もあり、迷って決められませんでした。結果的には、熊本地震の際、クマガクに開設された避難所が福祉避難所の役割を担ったというニュースを見て、社会福祉に特化している本学に進学することに。振り返ってみると、進路に悩んでいた頃は、本当に苦しかったです。入試の面接で落ちこんだり、うまくいかないことも多かったのですが、「必ず道は開かれるから大丈夫」と、今では胸を張って高校生の自分に伝えたいです。
実は私自身、進路に悩み、進学してもなお前向きにチャレンジできずにいたのですが、「令和2年7月豪雨」で故郷・人吉が被災してから一変しました。被災地へ向かうことを「地域福祉論」の授業でお世話になっていた高林先生に相談すると、一緒に行くと言ってくださったんです。このことをキッカケに、「社福災害学生ボランティアグループ」が復活し、高林先生と私たち学生がタッグを組み、災害支援活動がスタートしました。家屋などの復旧作業はもちろん、仮設住宅での「つながるカフェ」といった心のケアなど、学科での学びや視点をいかした活動を行うと同時に、活動を通して学びが深まったことも実感しています。高林先生と出会い、活動を通して学ばせていただくだけでなく、自分らしさを取り戻すこともできたと感じています。
災害支援の継続と、ボランティアの大切さを伝えること、そして社会福祉士の国家試験の合格。やりたいことを実現するために前進している今の私は、高校時代には想像できなかった姿です。「自信を持って、あきらめない気持ちを持てば、周囲が応援してくれるし、夢は叶う」ということを、これからも実践していきます。
OTHER MESSAGE
「第一部社会福祉学科」に関するメッセージ