7月9日(土)、大学コンソーシアム熊本主催による江津湖の清掃作業が行われました。この清掃作業は夏季の恒例行事で、今年は加盟機関から総勢200名の参加者があり、本学からは学生と教職員の41名が参加しました。
当日は未明に強い雨に見舞われ、開催が危ぶまれましたが、開始時間が近づくにつれ青空も見えるようになり、時折照りつける強い日差しと湿気を帯びた空気の中、約1時間半にわたり作業が行われました。
今回の清掃作業は、最近降り続いた雨の影響で水かさが増していたため、当初予定されていた作業場所を一部変更し、水路周辺の除草作業を中心に行われました。参加者は管理事務所職員から注意事項の説明を受け、三つの班に分かれてそれぞれの作業に取り組みました。
参加者の中には水に浸かりながら、自分の背丈ほどに伸びた雑草の刈り取り作業を行う者や、集められた雑草の入った重いカゴを共同作業でゴミ収集車まで運ぶなど、慣れない作業にも関わらず、それぞれの持ち場で奮闘していました。
作業開始後、しばらくすると自然に作業の分業や連携がとれるようになり、和気あいあいとした雰囲気で作業が進みました。中には作業に熱中するあまり、泥だらけになったり、普段使い慣れない道具の使い方に苦労する参加者もいましたが、終了時にはゴミ収集車3台分の雑草やゴミが撤去され、見違えるほどきれいになりました。
今回作業を行った区域は熊本市民の憩いの場である江津湖のごく一部にすぎませんが、きれいに清掃された水辺で遊ぶ子どもたちを眺めながら、参加者たちは達成感を感じているようでした。
作業に参加した松本彩花さん(リーガルエコノミクス学科2年)は「雑草の中や水路には、捨てられたペットボトルやお菓子の袋もあり驚きました。ボランティアによって清掃活動が行われていることを多くの人に知ってもらい、ごみを捨てる人が少しでも減ってほしいと願います」と話しました。