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10月7日、韓国の障害者劇団『ノッドゥ』が来日し、社会福祉学部のゲスト講義として公演が行われました。 これは、社会福祉学部が取り組んでいる韓国・順天郷大学校との学生間交流をきっかけに、同劇団の関係者が社会福祉学部の和田要教授に話を持ちかけたことから実現したもの。同劇団にとっては初めての海外公演で、15名の俳優・スタッフが来学しました。14号館高橋守雄記念ホールで行われた公演は、和田教授のゼミ生など社会福祉学部の学生を中心に約150名が観劇しました。 上演された演目は「世の中から外へ」。社会福祉施設を舞台に、障害者たちが自立を求め、しょうがいのある人も無い人もが同じ社会で暮らすために障壁(バリア)を乗り越えていく姿が表現されています。また、施設や社会での暴力や人権侵害の実情も訴えられ、俳優たちの表情豊かな演技に観客は真剣な様子で見入っていました。 公演を招致した和田教授は「しょうがいを持つ人が地域で暮らすということがいかに困難かを確認する機会になってほしい。実情を知り、それを支えられる人材を育てていきたい」と話しました。
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