1月12日(火)、14号館1422教室で公認会計士制度に関する講演会が開かれ、商学部・会計専門職コースの学生など約60名が聴講しました。
大企業の不適切会や粉飾などの会計不正が新聞紙上で話題となっているように、昨今、会計・監査の社会における重要性が改めてクローズアップされています。 今回の講演では、金融庁に向けて新日本有限責任監査法人の処分勧告を行った公認会計士監査・審査会会長の千代田邦夫氏を講師に迎え、「日本の職業会計士監査の発展―最近の粉飾事件の教訓」をテーマに、会計・監査をめぐるタイムリーな話題とともに職業会計士の今後について話が展開されました。
千代田氏は、税理士や公認会計士など職業会計士をめざす学生に向け「会計は後始末というイメージがあったかも知れないが、今や企業の経営計画や予算の検討に欠かせない要素として経営者から大変重視されている。大きな財務会計の枠組みを理解し、クライアントの要望に応えられるようでなければならない」として財務と会計の基礎の重要性を強調。 また、かつて千代田氏が教鞭を執り、平成21年の設置以来6名の公認会計士二次試験の合格者を生み出している本学の会計専門職大学院の学びに触れ「ここで2年間会計を学べることは人生において最高のこと。会計は世界の言語。活躍のフィールドは世界に広がっています」と学生にエールを送りました。
このほか、公認会計士協会南九州会公認会計士の服部学氏による公認会計士試験合格体験談なども紹介され、参加者は熱心にメモをとりながら話しに聞き入っていました。 |