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子ども家庭福祉学科

社会福祉学部 第一部

子ども家庭福祉学科

学生数:282名(男子9%|女子91%)教員数:11名

学生数:282名(男子9%|女子91%)教員数:11名

「こどもまんなか社会」を支えるリーダーを育てます。

社会福祉をベースに保育・幼児教育を学び、子どもと家庭支援の専門性を背景に自ら考え行動できる人材の育成をめざします。
こども家庭ソーシャルワーカーが注目されているなか、子ども分野の学びから社会福祉士(ソーシャルワーカー)をめざせる県内唯一の学科です。

学びのキーワード
子どもと子育てを広く深く知る

子どもの日々の“おもしろい”と“たのしい”を支える教育・保育の科学的視点。そして “安心”を支える社会福祉の視点。子どものウェルビーングをめざし、子どもを支える「子ども家庭」についても理解を深めます。子どもをめぐる総合的な視点から自分自身の保育観・子ども観の形成をめざします。

地域で学ぶ、
地域から学ぶ

付属敬愛幼稚園との授業内交流をはじめ、地域でのフィールドワーク・実習を通じて、日常的に子ども・家庭・地域の“今”を学びます。地域の子育てニーズを理解し、多様性、柔軟性、実践力を身につけていきます。現場での体験をもとに、授業では子ども・保護者・地域について理論的な学びを深めていきます。

「こどもまんなか社会」の
フロントランナー

1961 年熊本短期大学保育科が設置され、卒業生は5,500名を超えています。公立保育士に高い合格実績をもつのが大きな特徴です。さらに保育士・幼稚園教諭、社会福祉士、企業、研究者など卒業後の進路は多様です。4年間の横断的な学びが子ども福祉の充実に貢献できるリーダーを育成し、進路の幅を広げています。

※本学では大学院(修士・博士後期課程)も有しています。

子ども家庭福祉学科の学び

子どもの目線と子育てしている人の声を大切にする保育・教育・子育て支援専門職をめざす最先端の理論と実践からアプローチした教育内容

1年次から少人数編成のゼミで細やかな指導と免許・資格取得の支援など一人ひとりに応じた学びの支援と幅広いフィールドでの学び

幼児教育・保育の専門職教育から保育・児童ソーシャルワーカーの養成まで将来の進路に応じた多彩なカリキュラム

資格取得等
幼児・保育系の免許・資格と、社会福祉士国家試験受験資格のW取得が可能。
取得できる免許・資格
  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 保育士
  • 社会福祉士(国家試験受験資格)
  • スクールソーシャルワーカー
    (認定課程修了証明申請資格)
  • 司書 ほか
カリキュラム
カリキュラム
教養系科目
幅広い「教養」を体系的に身につける
ディプロマ・ポリシーに沿った「教養教育」

学部教育での高度な「専門」知識はもちろん、幅広い「教養」を体系的に修得することで、多様な人々と協力しながら地域や世界の課題に取り組むことができる人材を育成しています。「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に沿った教養教育は、知的応用能力だけでなく「総合力」で社会を動かす力を生み出し続けています。

※これは2024年度版です。2025年度版は変更になる可能性があります。
※上記のカリキュラムツリーは主に全学部共通で開講されている科目を示しています。学科や学年によっては開講されていない場合や科目名称が異なる場合があります。

(2024年度入学生適用)●必修 ◎選択必修 ◯選択
このほか、放送大学との単位互換科目などがあります。

PICK UP!
子ども家庭福祉入門Ⅰ・Ⅱ

現代の子ども・子育て問題について、座学だけでなく、現地視察などのフィールドワークを通して学びを深めます。地域で子ども家庭福祉に携わる実務経験者を招いた講義もあり、実践的な知識を身につけます。

PICK UP!
子ども家庭福祉演習Ⅱ

付属幼稚園をはじめとした近隣の保育施設や地域住民などを対象とした催し物を実際に行い、企画、準備、当日の運営、振り返りなど、一連の活動を通して、保育現場などでの実践に求められる企画・演出力、計画性、問題解決・調整能力などの向上を図ります。

ゼミテーマ
[子ども家庭福祉演習Ⅰ]
  • 山西ゼミ子どもと子育て家庭の社会問題
  • 栗原ゼミ現代の子ども・子育て問題
  • 二子石ゼミ子ども時代の生活と遊び
[卒業演習Ⅰ]
  • 伊藤ゼミ教育と福祉の基本問題
  • 出川ゼミ子ども・子育て家庭をめぐる現代的課題
  • 山西ゼミ学童期の子どもの理解と学童保育
  • 吉津ゼミ子ども理解における保育者の専門性
  • 栗原ゼミ子どもの運動遊び・スポーツ
  • 上原ゼミ保育における多様な支援
  • 二子石ゼミ自然・子ども・保育者を結ぶ保育実践
  • 本吉ゼミ親子関係への多面的なアプローチ

※年度により変更になる場合があります。

ゼミ現役生×教員
ゼミ現役生×教員
上原ゼミ

保育施設や児童福祉施設においての支援の現状を自ら探求し考察する

Student’s Voice 豊富な経験をいかしたお話が私の可能性をどんどん広げる

髙山 大育

子ども家庭福祉学科4年熊本県/宇土高等学校出身

幼稚園教諭一種、保育士、社会福祉士の3つの免許・資格を持つ上原先生は、保育を広く学びたいと考える私にとっては大きなお手本。幅広く相談できるだけでなく、私の視野を広げてくださると考え、上原ゼミを選択しました。ゼミでは「あそび」の歴史や、海外のあそびなどを研究しています。保育や教育、福祉の分野における「あそび」の在り方についても学びを深めており、幅広い分野で自身の知識が増えているのを感じています。

Professor’s Voice 学びの先にある誰かの喜びが自らの幸せになる心を育ててほしい

上原 真幸

子ども家庭福祉学科 講師

あそびや生活、家庭支援など、保育における多様な支援について、学生たちがテーマを決めて研究し、ゼミ論文にまとめます。3年次は視野を広げることに注力し、4年次では絞り込んで研究を進めながら、フィールドワークにつなげていきます。保育・福祉は学びの先に必ず「誰か」がいます。多様な視点・広い視野から捉える力を身につけ、相手を否定せず受けとめ、どのような関わりや支援ができるか、考え続けることができる保育者になってほしいと思っています。

時間割モデルケース
冨永 美織
将来子どもたちと関わるなかで
役に立つ基礎力を身につける

冨永 美織

子ども家庭福祉学科4年長崎県/清峰高等学校出身

幼稚園教諭になることが夢で、高校から保育コースを選択し、さらに学びを深めるために本学科へ入学しました。「保育表現実践」では、実際に園を訪問し、子どもたちに劇を披露。一から制作を行い、造形力や表現力、劇中のダンスなど、将来子どもと関わるなかで、役に立つ力を身につけることができます。子どもだけでなく、保護者にも信頼される保育者をめざします。

冨永さんの3年次 春学期授業時間割

 
1   子ども
家庭福祉
演習Ⅱ
  子ども家庭
支援論
自然科学と
人間ⅢA
2 保育表現
実践
地域
社会学Ⅰ
保育実習
指導ⅠB
年齢別
保育C
保育
方法論
3   障害児
保育論Ⅰ
  子ども
家庭支援
の心理学
西洋史
概論Ⅰ
4 倫理学
概論Ⅰ
発達
心理学
  日本国
憲法
幼児と
言葉
5     社会的
養護Ⅱ
子どもの
歴史
体育Ⅲ
卒業生メッセージ
山下 晃佳
実践的な学びを通して、
自分がめざす理想の保育の姿が明確に

山下 晃佳

子ども家庭福祉学科(2024年3月卒業)熊本県/熊本マリスト学園高等学校出身
就職先熊本市(保育士)

子どものころ、穏やかに楽しく過ごせていた保育園が大好きで、親戚の子どものお世話をすることも多かったため、自然と保育士をめざすように。本学科は社会福祉の分野の授業も充実していて、さまざまなケースに応じた人との関わり方を学ぶことができました。特に「子ども家庭支援論」では、公立の保育園に勤務されていた先生が現場での経験を話してくださり、とても学びが深まりました。保育の仕事は、子どもたちからたくさんの気づきが得られる仕事だと思っています。子どもを取り巻く状況に応じて、保護者や市民の方にも寄り添って保育の仕事に携わっていきたいです。

就職実績
子ども家庭福祉学科は「公立保育士」に強い
  • 熊本市(保育士)(社会福祉職)
  • 八代市(保育士)(幼稚園教諭)
  • 阿蘇市(保育士)
  • 福岡市(保育士)
  • 太宰府市(保育士)
  • 竹田市(保育士)
  • 益城町(事務職)
  • (学)中九州第二学園 帯山幼稚園
  • (学)第一学園 第一幼稚園
  • (学)熊本王栄学園 王栄幼稚園
  • (福)恩賜財団 済生会しらふじ子ども園
  • (福)藤崎台童園
  • (福)キリスト教児童福祉会 こどもLECセンター
  • (一社)熊本市医師会 熊本地域医療センター
  • (一社)八代郡医師会 八代北部地域医療センター
  • (医)愛育会 福田病院
  • 東京海上日動火災保険(株)
  • (学)尚絅学園

※ 過去3カ年の実績より一部抜粋。