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外国語学部

多様な文化を持つ人々と共生できるグローバル人材を育てる

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外国語学部

FACULTY OF FOREIGN STUDIES

学部長挨拶
多様な文化を持つ人々と共生できるグローバル人材を育てる
外国語学部長

野田 耕司

Noda Koji

 外国語学部では専攻の言語(英語、中国語、韓国語)とその文化を実践的に修得すると同時に、日本語・日本文化について学び直すことで自己を客観的に見つめ、異文化コミュニケーションの専門家として世界・地域に貢献できる実力を身につけます。外国語を専門的に学ぶことで身につく異文化コミュニケーション能力は、自分と環境や価値観の異なる他者に対して共感し理解する力です。他者は外国人とは限りません。日本人同士でも性別・年齢・職業などの属性や、考え方が異なる時には、他者との間に心の境界線が生じやすいものです。境界線から一歩踏み出して相手を理解する力は、ビジネスや国際協力の場でも、地域社会でも、一層必要とされています。

 世界はますます近くなり、日本も多文化社会となっています。皆さんが将来どのような仕事に就いても、外国語はかならず必要とされることでしょう。外国語学部は、境界線を飛び越えて世界に羽ばたくための翼を提供します。

学科紹介

リサーチベースの的確な学びで語学力と国際教養力を素早く涵養。国際化する九州・沖縄、世界で活躍する人材を育てます

創設30年で1,200名を超える海外研修・留学実績。「九州・沖縄のグローバル化」に対応できる人材を育てます

学部ナビゲーション

知の泉

英米学科
矢冨 弘准教授
〈専門分野〉英語史
英語の歴史で紐解く英語の「なぜ?」

英語史という分野では、英語の歴史的変遷を扱っています。英語はかつてヨーロッパ辺境の地におけるマイナー言語でしかありませんでしたが、およそ1600年の時を経て、世界を代表する言語へと成り上がりました。その過程には、数々の歴史的事件や人々の思惑があり、言語としての姿も大きく変化してきました。
英語を学んだときに素朴な疑問を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。「なぜ三単現の-sをつける必要があるのか?」「なぜ否定文と疑問文では助動詞doを用いるのか?」「なぜnameの発音はナメではなくネイムなのか?」と枚挙にいとまがありません。これらの英語の「なぜ?」を歴史的に紐解くことで、現代英語とその歴史的背景をより立体的に捉えることができます。言語習得・教育に直接的に役立つうえ、柔軟な思考や教養を培うことができるとっておきの方法です。

留学先の英国グラスゴー大学は英語史研究の一大拠点ネオゴシック様式の壮観な建築を誇る


東アジア学科
小笠原 淳教授
〈専門分野〉中国現代文学
座学と実践を結ぶプログラムに――
中国語翻訳・通訳プログラムを開始

東アジア学科には中国語翻訳・通訳に関する授業が多く開講されています。教室での授業では、ネイティブの院生や海外の学生らとコミュニケーションを取る機会を創出し、関連科目を修得することで「中国語翻訳・通訳プログラム」の修了認定を受けることができます。
台湾の半導体企業の熊本進出により県内で中国語の需要が高まりつつあるなか、企業などが主催する国際イベントに学生を通訳者として派遣しています。2024年には「くまもと産業復興エキスポ」や「台湾フェスティバルin人吉」に、教員と学生約15名が通訳者として参加し、台湾の方々と協同でエキスポ会場内の案内やフェスティバルの販売ブースの通訳業務を経験しました。
このように、東アジア学科では、本プログラムを基盤のひとつとして、座学と学外イベントでの語学経験をうまく連動させ、学生が着実に語学スキルを高めていく取り組みを積極的に進めています。

「台湾フェスティバル in 人吉」の様子① Local To Local 株式会社(写真提供)
「台湾フェスティバル in 人吉」の様子② Local To Local 株式会社(写真提供)