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1年生で日商簿記検定1級に合格!
税理士試験に向け、勉強中
商学科2年
熊本県/熊本商業高等学校出身
田原 世那さん
Tahara Sena
高校時代から4度目の挑戦で、見事1級合格
2025年1月、まだ1年生でありながら日商簿記検定1級に合格した学生がいる。商学科に通う田原世那さんだ。彼が商業系の進路を志したのは、中学生のころに見舞われたコロナ禍がきっかけ。「コロナ関連倒産のニュースなどを見て、『企業の経営を支える仕事をしたい』と、税理士の仕事に興味を持ち、商業高校の会計科への進学を選んだ。高校1年生のとき、日商簿記3級、2級に立て続けに合格。勉強をすればするほど身につき、そして資格を取るほどに自分の強みが増していくことが楽しくて、会計の勉強に熱中したという。もっと学びを深めて税理士をめざすべく、会計専門職コースを擁する本学商学科への進学を志した。「実は1級への挑戦は高校時代も含めて4回目だったんです。諦めかけていましたが、勉強を積み重ねたことが報われて嬉しかったです」と微笑む。

日商簿記1級に合格した際は、周囲の友人や先生たちをはじめ、高校時代の恩師も祝福してくれたという
大学で幅広く学び、実務に強い税理士をめざす
会計専門職コースに所属し、平日の夜や土曜は資格の予備校へ、そしてサークルも会計系資格取得をめざす「K-FAS(ケーファズ)」に入り、勉強漬けの日々だ。日商簿記検定1級合格者は、「資格による受験資格」が与えられ、税理士試験に臨むことができる。田原さんは大学卒業までの税理士試験合格を目標にしており、「今の調子で勉強すれば、きっと合格できる」と自信をにじませる。一方で、大学での学びは資格勉強とは異なる世界を広げている。「経済や金融分野にも興味があり、2年次以降は専門的に学びたいと思っています。幅広い知識を身につけたい」と田原さん。会計専門職コースの先生から実務的な話を聞けたり、税理士試験のアドバイスをもらえたりと、より専門的に会計の勉強ができる環境の恩恵を大いに実感している。その目標である税理士試験合格の先には、もちろん税理士として活躍する夢がある。「経営者に寄り添って企業を支えられる税理士になりたい。そのためにも大学で実務の知識を身につけ、インターンシップなどで現場の仕事も体験したいです」。今日も田原さんは、目標に向かって一直線に進み続けている。

空き時間は図書館で勉強をしていることが多い。勉強漬けの日々は楽ではないが、「今の頑張りが将来につながる」と自律し励んでいる
(2025年3月取材)
必需品

高校時代からずっと愛用しています。手になじんで使いやすくて、勉強のときには手放せません

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