熊本学園大学ボランティアセンター・NPO法人チャルカ・ジャパン主催のスキルアップセミナーが開催されました

大学

2017.10.05

 9月29日(金)、熊本学園大学ボランティアセンターとNPO法人チャルカ・ジャパンが主催するスキルアップセミナー「子どもとの絆が深まるコミュニケーション力」を14号館1階(第一部:1412教室、第ニ部:1411教室)で開催しました。

 このスキルアップセミナーは、本学ボランティアセンターが対人スキルの向上やボランティアの普及・啓発などを目的に開催しているもので、今回が3回目。ボランティア活動で子どもたちと触れ合う機会の多い学生や教職員、子育て中の地域の方を主な対象とし、子どもとの絆やコミュニケーション力をより深めようと企画されたもの。チャルカ・ジャパン理事長の山邊悦弘氏がコーディネーターを務めました。
 
 第一部は子どもの思考や発達凸凹など子育てにまつわる心理学について、心理・発達・能力開発研究所『gemstone』所長の内海義彦氏が講演。子育て中の保護者を中心に約30名が聴講しました。内海氏は、子どもの思考の特徴について述べ、「五感を活用し、特に視線や視点に訴えるアプローチが有効。記憶は脳だけでなく身体に残る。身体を柔らかくする作業は心もリラックスさせる」と話しました。また、子どもの興味をひく絵本の読み聞かせのコツなどを実践する場面もありました。

 第二部は多くの学生が加わり、約70名がエゴグラム(性格診断テスト)を使った分析をもとに、子どもへの対応のノウハウなどを学びました。エゴグラムの解説をおこなった内海まゆみ氏(心理・発達・能力開発研究所『gemstone』)からは、子どもの行動パターンや癖などから、個々にあったコミュニケーションの方法やその重要性が語られました。

 参加した子育て中の女性は、「自分の感覚で子ども諭すのではなく、もっと子どもと同じ目線に立って想像力を働かせ、コミュニケーションを図っていきたい」と話しました。学生からは「子どもの特性と接し方がわかり、今後のボランティア活動にすぐにいかせそう」といった意見がありました。

 また、セミナー中は、隣接する部屋に託児スペースを設置。子ども家庭福祉学科の学生が対応しました。

SHARE: