熊本学園大学 学長 細江 守紀
現在、新型コロナウイルス感染拡大の収束のメドがつきません。在学生の諸君もこの事態に戸惑い、特に4年生は就職への取り組みに焦っていることでしょう。また、新入生は入学式もなく、いきなりの休講、そして遠隔授業で、まさに試練の連続と思います。大学もこの未曾有の事態に対して経済支援や学習支援を懸命に行っています。本学の建学精神は「師弟同行」「自由闊達」そして「全学一家」です。このときこそ、この建学の精神のもとに皆さんとともにこの苦難を乗り越えていきましょう。
遠隔授業はすでにmanabaで一部経験しているとはいえ、多くの授業が遠隔授業になって、緊張感を維持しつつ学習するのはかなり難しいことと思います。一人でパソコンに向かって学習するだけでなく、キャンパスに出てきて仲間と3密を避けながら学習することも重要です。昨年3月に竣工した「新1号館 みらい」にスチューデントコモンズを設けて、個人やグループで自由に学習できる広い空間を設置しました。また、各学部にラウンジをもうけ、授業の予習復習や資格取得・検定試験に向けた勉強を教員や先輩、仲間と議論しながら取り組むことができます。これらと連動して、西日本有数の蔵書数を誇る図書館のラーニング・コモンズや、グループ学習室の活用が可能です。3密を避けながらこれらの施設を積極的に利用してください。
さて、本学はこれまで文系総合大学として、グローカルな視点をもって多様な地域社会の発展への人材養成などの貢献をしてきました。東京商工リサーチによると、都道府県別・社長の出身大学ランキングにおいて、本学は2位の熊本大学を大きく上回り、県内1位となっています。
ただ、society 5.0の時代の到来に向かって本学も対応しなければなりません。Society5.0とは、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ等の新たな技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れてイノベーションを創出し、一人ひとりのニーズに合わせる形で社会的課題を解決する新たな社会のことです。2016年1月に閣議決定され、日本政府が策定した「第5期科学技術基本計画」のなかで用いられた言葉で、まもなくsociety 5.0の時代がやってくると言われています。文系総合大学としてもこの大きな波に乗り遅れるわけにはまいりません。幸い、本学には経済学部・商学部などに多くの情報系の教員がいます。こうした研究者の協力のもとでデータサイエンス、さらに地域創生などの教育プログムを構築して積極的に理系融合型の教育にも取り組んでいければと思います。
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将来の福祉を担う人材の育成をめざす「福祉系大学経営者協議会」に加盟しています
産学官連携により地域社会の発展、熊本の教育環境の向上をめざして活動しています
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