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教員養成の目標

教員養成の目標

 本学は、開学以来「自由闊達」「師弟同行」「全学一家」の建学の精神のもと、「広く知識を授けるとともに、経済、商業、経営、外国語、社会福祉に関する専門学術の理論を深く教授研究することを目的とし、特に熊本県の海外発展国際的活動の伝統と私学特有の自由闊達の学風を堅持して、知的応用能力が高く、教養深き人物を育成して世界文化の進運に寄与することを使命」(熊本学園大学『学則』第1条)とし、教育・研究を行っています。

 本学教職課程は、この教育理念のもと、特に「地域に貢献する大学」を標榜し、熊本県の教員養成の一翼を積極的に担うべく設置されました。その結果、地域の教育界に多大な貢献をなしてきています。具体的には、本学教職課程の卒業生は、前身である「熊本商科大学」時代の卒業生は、中学・高校の校長・教頭等の管理職教員やベテラン教員として、また、県・市町村教育委員会等で活躍しており、「熊本学園大学」改称以降の卒業生も、若手・中堅教員として幅広く活躍しています。 昨今日本の教員を巡る状況は、グローバル化と知識基盤社会の到来により、多様で複雑化しており、時代の変化に対応していく上で必要な資質能力を備えた教員の養成が大学に求められています。すなわち、自らの課題を発見し、他者と協働してその解決に取り組みながら、学び続けることのできる専門性の高い教員をどのように養成するのかが問われています。

 したがって、本学教職課程でも、このような要請に応えるべく、教員としての使命感や責任感、教育的愛情等の育成、将来の教員としての専門的知識や技能の涵養、及び生徒の発達段階を踏まえた適切な指導力を確実に育成することを目指しています。さらに、本学は前述のように、熊本県の教育界に対して、実績を有するとともに重い責任を担っており、単なる資格取得を目指すのではなく、教育理論に基づいた実践的指導力に富む専門職業人である教員を養成する教職課程教育を行うことを目標にしています。