写真は、解体する前の電気室の外観です。移築したのは、全面と側面の壁2面と屋根部分。旧熊本紡績電気室の屋根は移築前は鉄板屋根でしたが、移築に際し元の瓦屋根に復元しました。「熊」の文字が入った鬼瓦は、熊本紡績(株)時代以来、旧原綿倉庫の屋根瓦として1世紀以上の歴史を刻んできたものです。
塵突は、紡績工場特有の綿埃を室外へ排出するための設備です。蒸気ベルは、大正14(1925)年、鐘紡(株)時代に紡績工場の塵突に取り付けられたものです。1883年にイギリスに設立され、紡績機械や消火機器などを世界中に輸出したメイザー&プラット(Mather & Platt Ltd. Engineers)社製。創業者のメイザー卿(SirWilliam Mather)は後にマンチェスター工科大学の学長を務めました。現在は、産業資料館入口付近のコンクリート壁に取り付けています。
レンガ壁を運搬可能なブロック(ユニット)にカットし、現場で組み立て直す。さらに、現在の建築基準に適応した安全な構造とするため、復元したレンガ壁は、構造体コンクリートと一体化させた。
基本的には、古い時代からの素材の質感をそのまま移築・再現することを大切にし、必要以上の装飾等を行わなかった。
作業手順
既存の木小屋組の部材及び野地板は、丁寧に手作業で解体した後、再び同じように新しいレンガ壁の上に寸法を調整して組み立てた。その際、傷みの激しい部材については新しい木材と組み替え、塗装などで見た目が同じように調整した。
レンガ壁と同じく、基本的には昔のままの古い素材の質感を重視するので、極力特別な手を加えなかった。
道沿いから見た写真です。
見えている赤れんが壁が移築したものです。
正面入口の写真です。
裏側の写真です。
コンクリート壁と組み合わせています。
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