「親子走り方教室」を開催しました

イベント

2024.12.12

 11月30日(土)、熊本学園大学大江グラウンドで「くまTOMO親子走り方教室」が開催されました。これは、株式会社熊本日日新聞社が提供する小中学生向けコーナー「くまTOMO」の一環として本学と共同で企画されたもので、本学社会福祉学部ライフ・ウェルネス学科の髙橋恭平准教授(専門:バイオメカニクス、陸上競技部監督)および陸上競技部が講師を務め、約20組参加しました。本学では、今年4月に設立したスポーツ振興センターの方針の一つである「地域連携」にもとづき、地域スポーツの拠点として活動を支援しています。

 はじめに、学生が考案したウォーミングアップメニューで体をほぐした後、髙橋准教授が速く走るための基本的なコツを解説。「地面を強く蹴り、力を効率よく伝えることが重要」とし、棒や縄跳びを使って力の伝達の仕組みを具体的に説明しました。さらに、足首・膝・股関節を曲げずに地面を踏み、地面からの反発力を最大限に活用する重要性を示し、ジャンプ練習を通じてその方法を指導。速く走れるようになるには継続的なトレーニングが必要とし、縄跳びを活用した練習方法を紹介しました。

 その後、髙橋准教授の指導のもと、親子で背中を押し合い、自然と前に出る足を確認。前に出た方がスタート時の引く足になると説明を受け、親子でフォームを確認しました。また、スタート時の手足の連動についても指導があり、実際に10メートル、20メートルと距離を伸ばし、走る練習を行いました。最終的に、50メートル走のタイムを測定。髙橋准教授から年齢別の目安タイムが提示され、親子でタイムを確認し合い、笑顔で語り合う姿が見られました。

 その後、陸上競技部によるリレー練習が行われ、バトンパスを親子で繰り返し練習。最後には、親子で50メートルずつ走る100メートルリレーを実施し、教室で学んだ成果を存分に発揮しました。

 最後に、50メートル走と100メートルリレーで好成績を収めた親子が表彰されました。参加者からは、「子どもがテレビばかり見ているので、良い機会と思い参加した。楽しんでくれてよかった」「親子で参加できる走り方教室は珍しく、親も一緒に学べて良かった」などの感想が寄せられ、大盛況のうちに閉会しました。

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