第1回「こふくろうのもり」を開催しました

2025.11.19

 10月31日(金)、14号館で第1回「こふくろうのもり」が開催されました。子ども家庭福祉学科「子ども家庭福祉演習Ⅱ」の履修生49名が運営を担い、13名の実行委員会メンバー(実行委員長:3年生松﨑陽向さん、副:上野真鳥さん、石田礼奈さん)がリーダーとなり、5月から準備を進めてきました。これまで「げんキッズ」の名称で実施していたイベントを、本年度から「子どもたちにとって安心できるあたたかい居場所をつくりたい」という学生の想いを込めた新たな名称「こふくろうのもり」に変更し、学生が主体となり、保育士としての専門性を実践的に高める学びの場として企画されました。子どもたちはもちろん、中高生や大人も楽しめる内容で、子どもや保育への関心を広げることを目的としています。当日は地域の保育園や幼稚園の園児、地域の方など、300名が参加しました。
 高橋守雄記念ホールでは、身近な素材を用いて子どもの発想力や創造力を育むことをねらいとした新聞紙遊びコーナー「しんぶんしのもり」が展開されました。メインの新聞紙プールは、運営の学生を中心に90Lの袋10袋に及ぶ新聞紙をちぎって、子どもたちを迎えました。新聞紙の中にもぐったり、頭からかぶったり、全身で楽しむ参加者の姿がありました。その他、新聞紙ドーム内で「こふくろう」を探したり、新聞紙でリボンや剣を学生と一緒に作るなど、子どもたちはそれぞれに、変身ごっこを楽しんでいました。
 1412教室では、ペープサートと体操を実施。ペープサートは学生の手作りで、音響やナレーションもすべて学生が担当。「おおきなカブ」では、子どもたちは物語の世界に引き込まれ、「うんとこしょ、どっこいしょ」と声を合わせたり、真剣なまなざしで見入っていました。その他、「おばけのもり」や「たいそうのもり」「かんバッジコーナー」でも、参加者が思い思いにデザインを工夫しながら楽しむ姿が見られました。
 このイベントをとおして、学生たちは子どもたちとふれあいながら保育の実践を学び、多くの気づきと成長を得る貴重な機会となりました。イベントを振り返り、赤星音羽さん(3年)は、「自分たちの準備が子どもたちの”楽しい!”につながっていると感じ、強い達成感を得ることができた。また、子どもたちは身近な素材でも工夫次第で大きな楽しみを見つけられることを学び、保育の現場でも”遊びを生み出す力”を大切にしたいと感じた」と感想を述べました。参加者者からは、「新聞紙プールはとても良いアイディアだと思います。新聞なので怪我等の心配も無く、思う存分遊ばせられて子供達も楽しそうでした」という感想や、「もっと多くの方に周知してほしい」などのご意見が寄せられました。
 来年度以降、より良いイベントとして開催できるよう、実行委員会で今後も反省会などを実施していく予定です。

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