黒木邦弘ゼミが「第8回オープンケアエリアふくおか」に参加しました

2025.11.18

 11月9日(日)、社会福祉学部社会福祉学科の黒木邦弘教授(専門:ソーシャルワーク方法論)のゼミ生が、福岡市で開催された「第8回オープンケアエリアふくおか」に参加しました。本取り組みは、西南学院大学、筑紫女学園大学、中村学園大学、本学に加え、福岡県内の保育所や高齢者福祉施設で働く若手職員が一堂に会し、福祉の魅力を語り合うことを目的としています。

 最初のプログラムでは、社会福祉連携法人6法人の社員による事業報告が行われました。報告では、「高齢者施設とB型事業所の協働モデル」や「Eラーニング(動画型研修)」「AI研修会・GAS・AppSheet勉強会」「大規模災害訓練」「福祉避難所立ち上げゲームの開発・販売」「未就学児のお仕事体験『オープンケアキッズ』」など、学生にとって刺激的でユニークな事例が紹介されました。

 続いて、3大学の学生による実践・研究報告が行われ、西南学院大学は「海外ボランティア・ワークキャンプ報告 − 幸せの形はひとそれぞれ −」、筑紫女学園大学は「夜の公園の小さな保健室 − 子ども・若者たちとのかかわりのなかで感じたこと −」、そして本学からは梶原菜々美さん(社会福祉学科4年)が「介護分野の生産性向上について」を報告しました。梶原さんは、ソーシャルワーク実習を契機に、特別養護老人ホームにおけるICT・AI導入の現状や、施設ごとの導入姿勢の違いをインタビュー調査でまとめ、その成果を発表しました。

 最後のプログラムでは、福祉現場で働く実践者と学生が討論形式で意見交換を行い、教育や介護、福祉実践の魅力ややりがいについて理解を深めました。参加した学生は、「福祉は介護や障害、児童支援など特定の領域に限られるものではなく、“生活のなかで人のためになること”そのものだと感じました。好きなことをとおして人の役に立つことができれば、働く人自身もさらにやりがいを持てると思います。そのような環境が福祉業界にも広がることで、福祉の魅力がより多くの人に伝わるのではないかと感じました」と感想を述べました。

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