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社会福祉学部の黒木邦弘ゼミが「令和7年度お互い様のまちづくり研修会」に参加しました
2025.12.19
社会福祉学部の黒木邦弘教授(専門:ソーシャルワーク方法論)の3年ゼミ生10名は、2つの地域包括支援センターが主催する「令和7年度 お互い様のまちづくり研修会」に参加し、地域で暮らす人たちと専門職が協力しながら、支え合いのまちづくりに取り組む姿を学びました。
11月22日(土)、14号館1421教室において、熊本市中央4地域包括支援センター主催の研修会が開催されました。社会福祉士から熊本市中央区における福祉相談の現状や課題についての説明を聞いた後、ゼミ生たちは白川・大江・白山の3つの校区で行われている特色ある取り組みを、地域の方々とともに学びました。白川校区の「シニアクラブうらら」では、誰でも参加ができて、みんなで運営する介護予防活動が紹介され、大江校区の「スマイル大江」では、住民の移動に関する困りごとに柔軟に対応し、無理なく続けられる生活支援の工夫が特徴でした。また、白山校区の「白山子ども食堂」では、世代を問わず集える交流の場づくりと、地域団体との連携が大切にされていました。ゼミ生たちはグループワークにも参加し、専門職の進行の工夫を学びながら、地域の課題について住民同士が活発に話し合う様子に触れ、ソーシャルワーク専門職の役割の重要性を実感しました。
12月11日(木)には、熊本市中央6地域包括支援センター主催の研修会が、「新1号館 みらい」121教室で行われ、「在宅介護の危機 ― ヘルパーさんが見つからない」というテーマのもと、訪問介護事業所が直面している厳しい現状について学びました。その後、「地域に頼りたい」と考える専門職が感じている不安や課題(安全面への心配、時間の制約、表に出にくいニーズ)をもとに、「ゴミ出し」という身近な問題を題材にしたグループワークが行われました。ケアマネジャーの実践事例から課題をカードにまとめ、それを手がかりに、身体的・精神的・社会的な背景や解決のアイデアを住民と一緒に考えました。学生は、住民から出される活発な意見や新しい発想に触れ、専門職と地域の人々が協力して課題解決に取り組むことの大切さを学びました。
