「ホスピタリティ入門セミナー」でゲスト講義開催
2024.09.10
7月9日(火)、4号館427教室で、ホスピタリティ・マネジメント学科1年生を対象とした「ホスピタリティ入門セミナー」のゲスト講義が行われ、3・4年ゼミ生による発表と同学科の1期生でラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン」で活躍された経験を持つ畠山千里氏が登壇しました。このゲスト講義は20年目を迎える節目として、1期生として学んだ卒業生や先輩である在学生の大学生活における取り組みやアドバイスを聞く機会を持つことで、自身の目標を再確認し、その達成に向かって行動に結びつけていくために企画されたものです。在学生による発表では短期海外研修プログラムやゼミでの活動を通して、気づいた点や後輩たちへのメッセージなどが贈られました。
はじめに、嶋田文広講師(専門:キャリア教育)の3年ゼミ生が福岡の企業と開発している「あいのりインターン」について、「未知との遭遇」をコンセプトで、企業の日程に合わせるのではなく、学生の日程に合わせて企業を選ぶインターンシップをスケジューリングするプログラムを紹介し、就活に不安を感じている学生に参加を促しました。
次に、安井智絵さんと田上愛子さん(ともに4年)が2月にハワイで行われた3週間の短期集中英語プログラムでの経験について発表しました。安井さんは「ハワイの歴史や文化、フラダンスなど、ハワイならではの授業がとても印象的でした」と語り、田上さんは「ハワイでは隣り合った人と自然に話し始める文化があり、自ら積極的に行動することができるようになりました」と成果を述べました。
続いて、今年4月にグランメッセ熊本で開催された「Tokyo Girls Collection ~KUMAMOTO~ 2024」でのケータリングプロジェクトについて合志美鈴さん、坂田しずくさん、中村茉奈美さん(ともに4年)、手島ほのかさん(3年)が、約1年間かけて進めたプロジェクトの内容を紹介しました。合志さんは「熊本の食文化について学び、魅力発信ができたことが印象に残っています」と述べ、参加する1年生に「大学生活を大事に過ごしてください」とメッセージを送りました。
最後に、畠山千里氏と波積真理教授(専門:フードビジネス)による対談が行われました。畠山氏は「ザ・リッツ・カールトンではマニュアルがなく、お客様のために自分で考えたことを実践することができました」と述べ、いくつかのお客様とのエピソードを紹介。「何度も失敗してきました。失敗を失敗と捉えずに前向きに経験と考えることで、そこから学ぶことが多かったと思います」と締めくくりました。
参加した北時凜歩さん(1年)は「畠山さんは、想像していたホテルマンとは雰囲気が違い、とても柔らかい雰囲気でした。教科書的な接客マナーだけではなく、自分なりの接客でお客様に喜んでもらおうとする姿勢や、それを楽しんでいたように感じ、接客とは『心を開き合うことだ』と学んだことを思い出しました。これからは行動力を身に着けるために、フットワークを軽くして動いていきたいです」と感想を述べました。