7月8日(月)、「新1号館 みらい」121教室で商学部の「労働生活と法Ⅰ」のゲスト講義が行われ、熊本労働局雇用環境・均等室の濱田智子氏が「これから働く際にこれだけは知っておきたい」というテーマで講演を行いました。この講演は、現在アルバイトをしている学生や今後就職する学生に、学業やキャンパスライフを阻害されることなく働くための知識を提供することを目的として行われたもの。濱田氏は、大学生がアルバイトをする際のトラブル防止策として、求人広告に記載された条件をうのみにせず、労働契約時に具体的な労働条件を確認することの重要性を強調しました。

　また、就職活動やインターンシップ時のハラスメントについて、厚生労働省と文部科学省の注意喚起も紹介。さらに、正社員と非正社員の相違点やパート・アルバイトでも年次有給休暇があることについても触れ、学生は熱心に話をきいていました。講演後の質疑応答では、「シフト上の休みの取り方」や「バイト先の理不尽な業務命令への対応」など、学生から具体的な質問が積極的にあがりました。濱田氏は「労働契約は使用者と労働者の対等な契約である」と強調し、労働環境についての理解を深めました。