商学科足立ゼミの学生が企業と連携し就活イベントを実施

学び

2024.12.23

 12月7日(土)、商学科の足立裕介准教授(専門:中小企業論)の3年次ゼミ生4名が、11号館4階および5階の教室で就職活動イベントを開催しました。このイベントは、足立ゼミが地元のベンチャー企業4社と連携して進める「価値共創プロジェクト」の一環として、「株式会社城野印刷所」(益城町)が運営するスカウト型就活支援サイト「就活応縁くまもと」との共同で企画されたものです。ゼミ生たちは「就活応縁くまもと」の利用促進と、熊本での就職を希望する学生に地元企業を深く知る機会を提供することを目的に、同社と協力してイベントの企画から集客方法の検討、SNSを活用した企業PR、実施まで主体的に取り組みました。その結果、地元企業20社と学生約90名が参加するイベントとなりました。

 参加した学生たちは、企業がブースを設けた各教室を自由に訪問し、企業担当者と名刺交換を行いました。名刺の裏面には「本音トーク質問」を記入し、企業担当者がそれに答えることで、学生との対話を深められるように工夫。対話のなかで、企業側は自社の概要や魅力をアピールし、学生たちは企業への理解を深めました。また、本学出身のOB・OGも多数参加し、先輩たちの就職活動やキャリアに関するアドバイスを熱心に聞く学生の姿が見られ、参加した企業からは「学生が就職したその先を見据えて活動していることが分かった」、学生からは「いろいろな会社を知る機会になった」などの感想が寄せられました。

 足立ゼミの軸丸登貴さんは、「集客が大きな課題だったが、クマガクの就職課にメール配信を依頼したり、城野印刷所様に熊学ライナーに吊り広告を掲載いただいたり、サークルに呼び掛けたりとできる限りのことをしてきました。一つのゼミ活動でこれほど大きなイベントを実現できたことは、とても貴重な経験になりました」と語りました。

 今後、学生たちは企業の課題解決に向けてグループで検討を進め、具体的な提案を行う予定です。

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