商学部ホスピタリティ・マネジメント学科で「DXゼミ」が実施されました

イベント

2024.12.23

 12月9日(月)、ホスピタリティ・マネジメント学科徳永彩子教授(専門:秘書学、キャリア論)のゼミ、「ホスピタリティ・セミナーⅢ」で株式会社カウテレビジョンが企画する「DXゼミ」を実施しました。これは90分間の授業を通して、企業には求職者の傾向を知る機会を、学生には職業観を醸成する場を創出することを目的として行われたもの。今回は経営者2名と3年ゼミ生12名がオンラインで参加しました。

 今回は設立45年を迎え、熊本県内にビルメンテナンスや清掃、給食などの事業を持つ、株式会社三勢代表取締役社長の福原浩倫氏と福岡県で特別養護老人ホームやしょうがい者支援施設を複数経営する社会福祉法人幸輪福祉会理事長の牛島護厳氏が参加しました。事前に学生から寄せられた企業への質問、「創業から今日までの継続してきた一番の強み」や「経営者の視点で、従業員のことを信頼できると感じる瞬間があるか」、「やりたいことがわからない場合はどうしたらいいか」などについてそれぞれに回答がありました。牛島氏は、「人生を応援するつもりで仕事に携わっている。それぞれの事業の内容や業務があるけれど、その先には必ず人がいる。人を大切にするように考えることが大切だと思っている」と答え、福原氏は、「口では嘘をつけるが、行動は嘘をつくことができないので、それぞれの行動をよく見ているとその人が本当はどんな人なのか垣間見える瞬間がある」と述べました。前半と後半の二部構成の間には学生アンケートが行われ、YouTubeとテレビ視聴に消費する時間の比率(YouTube:テレビ=7:3)や、アルバイトで稼ぐ平均給与(平均5~8万円)などの結果が公開されました。

 後半には質疑応答が行われ、学生からの「取得しておくべき資格やスキルはあるか」の質問に牛島氏は「資格ではなく人間性を重要視しているため、取得しておいてほしい資格などは特にない。強いて言えば、入社後にはこういう資格をとるつもりです、などの意欲が感じられるとなお魅力的に感じる」、福原氏は「これからはIT化を進めていきたいので、インターネットやSNSに興味を持っている人だと嬉しい」と回答。その後も、企業側から「転勤についてどう思うか」や、「転勤があるというのは懸案事項になるか」、「嫌な上司がいた場合にどう対応するか」など、積極的に質問が投げかけられ、有意義な時間となりました。今後、学生は就職活動などにむけて準備をすすめていきます。

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