商学部畠山ゼミが一般社団法人川尻まちづくりへ事業活動を提案

学び

2025.02.05

 1月15日(木)、川尻公会堂(熊本市南区)で、商学部の畠山直准教授(専門:流通政策)の3年ゼミ生10名が、一般社団法人川尻まちづくりへ向けて、同団体が経営する宿泊施設「川尻泊(かわしりのとまり)」の宿泊客増加と、当該施設の活性化を通じたまちづくりの事業活動の提案を行いました。ゼミ生たちは、昨年9月のオリエンテーションで同団体から事業についての説明を受け、約4ヵ月にわたり、マーケティング分析を行い、その結果をもとに地域活性化事業と広告宣伝活動のプランの企画・立案に取り組んできました。

 報告会では、「和(わ・なごみ)の拠点『川尻泊』」をコンセプトに、具体的な事業案として、川尻の主要な観光施設を通して川尻での滞在時間を延ばし、宿泊利用につなげる「来なっせ川尻」キャンペーンや、川尻泊を利用すると、川尻の主要なリソースのひとつである瑞鷹酒造の純米酒1本がもらえる「地酒で和い和い(わいわい)」キャンペーンを提示。さらに、設備・インテリアなどの施設内部の拡充案、Webサイトの充実化などのメディアプランを提案しました。

 続いて、SNSなどを用いて不特定多数の顧客への周知、浸透を図るクリエイティブプランとして、ゼミ生が実際に制作した新規事業の告知動画を放映しました。動画制作で心がけたことや想いについて、「来なっせ 川尻」キャンペーン動画を制作したチームは「川尻の魅力を伝えるために何度も撮り直しを行い、分かりやすさを重視して制作した。特にレンタサイクルの利用促進を意識し、自転車シーンを冒頭に配置した」と述べました。「地酒で和い和い(わいわい)」キャンペーン動画を作成したチームは「『地酒でワイワイ』をテーマに、日本酒や広々とした共用スペースをいかし、仲間と特別な思い出を作る場所としての宿泊施設の魅力や、瑞鷹酒造などの地域資源も広めたいという想いで制作した」と説明しました。

 最後に、川尻商店街連合会会長の福山龍太郎氏から、「とても細かいところまで分析していただき、とても参考になる活動計画だった。制作していただいた動画をぜひ学生の皆さんの力もお借りして、たくさんの人に広めていきたい。また、施設内部の拡充案について、インバウンドの方々に受け入れられるような内装をより具体的に提案していただきたい」と今後の要望が述べられました。

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