令和6年度税理士試験で商学科の学生2名が科目合格
2025.02.28
令和6年度(第74回)税理士試験の合格発表が11月29日(金)に行われ、商学部商学科の山口美菜さん(3年)と湯野千慧さん(3年)が簿記論で現役合格を果たしました。
同試験は全11科目あり、そのうち必須科目の科目別合格率は簿記論が17.4%、財務諸表論が8.0%※という難易度の高い試験です。二人は会計の専門学校を卒業後、本学商学部に3年次編入をして、同試験の対策に取り組んできました。湯野さんは、商学科の公認会計士や税理士など会計のプロをめざす人たちのための「会計専門職コース」に在籍しています。
湯野さんは「大卒の資格を取得したいという思いと、会計の知識をさらに深めて就職したいと考え、本学に3年次編入しました。税理士試験は、大学の定期試験と時期が重なり大変でしたが、時間を工夫しながら学習に取り組みました。現在は新改敬英准教授のゼミに所属しており、昨年6月にゼミメンバーとともに会計サークル『K-FAS』を立ち上げました。専門学校時代は簿記中心の生活でしたが、大学では学業だけでなく、学生としての成長につながる経験ができることを嬉しく思います。将来は税理士や公認会計士としての専門職をめざしています」と抱負を語りました。
山口さんは「商業科の教員をめざしており、教育職員免許状(教員免許)を取得するために本学に編入しました。税理士試験は配点基準がなく、相対評価であると言われているため、他の受験者が正解するような問題を間違えないように心がけて学習に取り組みました。大学の授業の合間を活用し、コツコツと試験対策に取り組んだことで、税理士試験の簿記論だけでなく、昨年11月に実施された日商簿記検定1級にも合格することができました。今後は教員免許取得と財務諸表論に合格することが目標です」と今後の意気込みを語りました。
※国税庁ホームページ【令和6年度(第74回)税理士試験結果】より
令和6年度(第74回)税理士試験の合格者および合格科目は以下のとおり。
- 山口 美菜(3年):簿記論
- 湯野 千慧(3年):簿記論【商学科会計専門職コース現役生】