高大連携推進のための講演会が開催されました

大学

2025.11.14

 10月17日(金)、「令和7年度熊本学園大学高大連携推進のための講演会」を熊本ホテルキャッスル(熊本市中央区)で開催しました。この講演会は、高校の先生方を対象に、平成24年から開催しているもので、今回は、株式会社シアーズホームグループHD創業者で相談役の丸本文紀氏を講師に迎え、『成長と感謝の人材育成』のテーマで講演。学内関係者を含め約100名が出席しました。
 講演会に先立ち、林裕学長は「今回は、『働く意味』や『厳しい市場原理のなかで生き残るために必要なこと』などについてお話しいただけると思います。教育現場で働く私たちにも通じる点が多く、日々の実践にいかせればと思います。本日の講演を楽しみにしております」と挨拶。 
 講演会で、丸本氏は「企業の使命は、まず社員を幸せにすることです。社員を幸せにするためには、お客様を幸せにすることです。その結果として利益が生まれ、企業も社会も豊かになるのです」と話し、社員一人ひとりの満足と成長を重視する経営理念を語りました。創業40周年に向け、「売上400億円・経常利益40億円」という“トリプル4”を掲げ、今後は1,000億円企業をめざし、その実現には「人材育成」と「挑戦し続ける姿勢」が欠かせないと強調しました。
 企業は現状維持ではなく、常に新しい事業を創造し続けることで成長でき、社員一人ひとりが高い目標を持ち、互いに高め合う環境づくりが大切であり、人的資本経営の視点から、「人を育てることこそが企業の持続的成長につながる」と語りました。
 また、経営や教育における原点として“感謝の心”が重要で、「企業の目的は、人を幸せにすることです。社員やお客様、地域社会の幸せを願うことが、企業と個人の成長につながります」。そして、「感謝の目を持つことで、ポジティブな感情が増え、人間関係が良好になり、困難にも前向きに取り組める」と述べました。
 最後に丸本氏は、「仕事を通じて自分の人間性や生きる力を高め、困難な課題に挑戦することで周囲や会社とともに成長できる」と締めくくりました。

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