商学部商学科で「DXゼミ」が実施されました

学び

2025.11.14

 11月11日(火)、商学科水野真実准教授(専門:会計学、管理会計)のゼミ、「発展演習」で株式会社カウテレビジョンが企画する「DXゼミ」を実施しました。企業には求職者の傾向を知る機会を、学生には職業観を醸成する場を創出することを目的として行われ、経営者3名と2年ゼミ生12名がオンラインで参加しました。

 今回は1992年の創業以来、熊本県内でリース・ファイナンス及び不動産事業を展開する、株式会社大同リース代表取締役の月田潔孝氏、福岡県で特別養護老人ホームや障害者支援施設を複数経営する社会福祉法人幸輪福祉会理事長の牛島護厳氏、福岡や東京などで企業の採用ドキュメンタリー映像制作や、動画制作を行う株式会社カウテレビジョン代表取締役社長の高橋康徳氏が参加しました。

 授業の前半では、事前に学生から寄せられた質問「厳しい決断を迫られたとき、どのように判断や決断をしているのですか」に対して、牛島氏は、「関係する方を一堂に会し、率直に意見を出していただきます。その情報を自分のなかで整理し、感情や思惑を入れず“数式のように”結論を導きます。最後に皆さんの思いや感情を隠し味として加え、実用的で温かい最終結論に仕上げています」と回答しました。さらに、「若手社員や新卒に期待していることは何ですか」という質問に対して、月田氏は「積極的に動き、分からないことはどんどん質問してほしいと思います。明るく楽しく取り組むためにも、自分を鍛え、企業研究をして即戦力として働ける力を身につけて、『私はこれができる』と自信を持って社会に踏み出してもらいたい」、高橋氏は「世の中の仕組みを正しく理解することが重要です。企業選びを『何が得られるか』で考える学生が多いなか、本来は『自分がどう成長し、どう貢献できるか』が先にあるべきです。貢献した結果として給料や休日が得られるという原則を理解し、より大きな価値を生み出す姿勢を学生時代から身につけてほしい」と述べました。

 後半には、企業側からも積極的に質問が投げかけられ、有意義な時間となりました。今後、学生は就職活動などにむけて準備をすすめていきます。

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