商学部「地域と金融」で熊本県信用組合の出田貴康理事長がゲスト講義
2026.01.05
12月12日(金)、4号館431教室で行われた商学部の渡辺寛之講師が担当する「地域と金融」で、熊本県信用組合の出田貴康理事長を招いたゲスト講義が行われました。
出田氏は、「地域社会における信用組合の役割」をテーマに、信用組合の成り立ちや金融機関としての特徴、熊本県信用組合の取り組みについて解説。冒頭では、近年増加しているフィッシング詐欺や闇バイトなどの金融犯罪に言及し、知らないうちに被害者や加害者にならないよう、学生に向けて注意を呼びかけました。
続いて、信用組合と銀行、信用金庫との違いについて説明。信用組合は、組合員同士が支え合う「相互扶助」を理念とする協同組織金融機関であり、地域の小規模事業者や住民に寄り添い、長期的な関係性を重視した支援を行っている点が特徴であると述べました。
さらに金融機関の歴史を振り返り、日本では戦争や恐慌、戦後復興といった社会の大きな変化に応じて、金融制度や仕組みが整えられてきたことを説明。人口減少が進むなか、地方銀行の合併や経営統合が進み、地方金融機関のサステナビリティ(持続可能性)が課題となっているものの、信用金庫や信用組合といった協同組織金融機関は、歴史的に危機のなかで生まれ、地域を支えてきたと述べました。
最後に、熊本県信用組合は、地域で最も身近な金融機関として、お客様の豊かな暮らしと地域社会の活力を支える役割は今後も重要であると強調し、「健全な経営のもとガバナンスとコンプライアンスを徹底し、時代とともに変化する地域やお客様のニーズに丁寧に応えながら、地域課題の解決にも積極的に関わり、地域社会を支え続けていく」と、講義を締めくくりました。
