令和7(2025)年度肥後創成塾を開講しました

イベント

2026.01.06

 12月20日(土)・21日(日)の2日間、くまもと森都心プラザ ビジネス支援施設「XOSS POINT.」(熊本市西区)において、本学と熊本市が共催する「肥後創成塾」を開講し、県内の中・高生と大学生延べ17名が参加しました。本事業は、起業に関心のある高校生などを対象に、社会課題を「自分ごと」として捉え、起業家による講演やワークショップを通じてビジネスの手法による解決について考える機会を提供、将来の選択肢の一つとして「起業」を身近に感じてもらうことを目的としています。

 1日目は、ファシリテーターを務める(一社)フミダス代表理事の濱本伸司氏が社会起業家についての概要説明の後、参加者同士の対話を促す自己紹介型のアイスブレイクを実施。その後、ゲストスピーカーとして、(株)日添取締役の土屋望生氏、(株)母家代表取締役の溝尻亜由美氏、認定NPO法人トナリビト代表理事の山下祈恵氏が登壇し、それぞれの事業内容や起業に至った経緯、活動に込めた想いなどについて語りました。

 午後からは、参加者が3班に分かれ、「社会を変えるワークショップ」と題したグループワークを実施しました。参加者は、自身が大切にしている価値観や社会の捉え方、どのような社会を実現したいかについて、「社会起業計画の前提となる私の想い」を整理し、班内で共有しました。各班に社会起業家も加わり、生徒一人ひとりの考えを深掘りしながら助言を行いました。

 2日目は、アイスブレイクの後、フミダスの濱本代表理事による講義「社会起業をするためのビジネスをどうつくるのか?」を実施しました。社会起業の事例紹介を通じて、①課題の本質を深掘りすること、②お金の循環を含めた事業の組み立て方、③事業への想いを伝え、仲間や協力者を集める重要性について学びました。その後、参加者は自身の関心分野における社会問題や社会起業家について調べ、解決したい課題をビジネスとして実現するためのアイデアを検討しました。

 続いて、「社会を変えるビジネス案」と、「具体的な一歩を踏み出すためのネクストアクション」を考えるワールドカフェ(※1)形式のワークを実施。2チームに分かれてペルソナ設定(※2)を活用した社会起業計画書を作成し、孤独・孤立問題、食品廃棄物問題をテーマとした計画をそれぞれ発表しました。

 参加した高校生は、「起業には一般的な起業と社会起業の2種類があることを初めて知りました。社会課題の解決に向けて行動している人がいることを知り、大きな刺激を受けました。起業するためには、具体的な課題を正しく理解したうえで計画を立てることが重要だと感じました。日ごろから社会問題を意識するきっかけにもなったと思います」と感想を述べました。

(※1)ワールドカフェ・・・カフェのようなリラックスした雰囲気の中で、参加者が少人数のグループで自由に意見交換を行い、メンバーをシャッフルしながら対話を続けることで、参加者全員の知識や知恵、新たなアイデアを引き出す対話手法

(※2)ペルソナ設定・・・自社の商品やサービスを利用する「架空の理想的な顧客像(人物像)を詳細に設定するプロセス

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