経済学部「地域経済特講(講座熊本)」で西野太亮衆議院議員が登壇

学び

2026.01.21

 1月7日(水)、経済学部「地域経済特講(講座熊本)」(担当:金栄緑教授、安倉良二准教授)で、衆議院議員の西野太亮氏が登壇しました。本授業は、熊本を中心に活躍中の民間企業、行政など各関連分野の方々を講師に迎え、さまざまな角度から生きた熊本の経済、社会、文化について幅広く学ぶもの。
 財務省勤務を経て国政の場に立つ西野氏は、自身の経験を交えながら、学生にも身近な視点で政治と経済をテーマにした講義が行われました。

 講義の前半では、近年のインフレを背景に物価上昇が続くなか、預貯金だけでは資産の価値が目減りしてしまう現状を示し、NISA制度を活用した長期的な資産形成の意義を説明。 「働くだけでなく、お金にも働いてもらう発想が必要です」と述べ、若いうちから経済や金融に関心を持つことの大切さを強調しました。

 また、資産運用の実践状況に地域間での差があることに触れ、「地方においても金融リテラシーを高めることが、将来の地域格差を縮小することにつながる」と語り、地域経済と個人の行動が密接に結びついていることを示しました。

 後半は、西野氏自身が政治家を志した背景や、政治の本質について言及。 「政治とは、理想とする社会を実現するために、政策と政局の両方を用いて行動すること」と定義し、政策だけでも、権力だけでも不十分であると説明しました。政策と政局を“車の両輪”に例え、現実の政治の厳しさと責任の重さを率直に語りました。

 さらに、西野氏は「挑戦は容易ではないが、仲間を集め信頼を積み重ねることで道は開ける」と学生に力強いメッセージを送るとともに、「政治や経済を遠い世界の話としてではなく、自分の生活や将来と結びつけて考えてほしい」と呼びかけました。

 講義の終盤には質疑応答の時間が設けられ、再生可能エネルギーや原子力発電に関する学生からの具体的な質問にも丁寧に答える場面が見られました。

 受講した学生は「これまで関心のなかった資産運用や政治について、生活や将来と結びつけて考える重要性を学んだ」と振り返り、今後は選挙や政策にも関心を持ち、一市民として考え続けたいという思いを語りました。

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