FACULTIES

会計専門職コース

商学科

会計専門職コース

商学科で学びながら、公認会計士・税理士など会計のプロをめざす人のための選択コースです。

本学の前身、熊本商科大学の発足時から長い伝統を支えてきた会計分野。多くの卒業生がこの分野の専門職として熊本をはじめ全国各地で活躍しています。本コースは、公認会計士や税理士をめざす人たちの強いニーズに応えて設けられ、効果的に配置されたプログラムのもとで実力を身につけることができるコースです。卒業後は、九州で唯一の本学会計専門職大学院への道も用意されています。

商学科で学びながら、公認会計士・税理士など会計のプロをめざす人のための選択コースです。
会計専門職コースの学び
高い合格実績

医師、弁護士とともに三大国家資格といわれる「公認会計士」と税務のスペシャリストである「税理士」。
本コースの学生を中心に、商学科から多くの合格者を出しています。

充実したサポート体制

会計専門職コースでは、検定試験合格をより確実なものとするために、通常授業に加えて行う特別授業として「サブゼミ」があります。また、資格取得の実績が高い専門学校と提携して公認会計士や税理士試験対策の課外講座を設けており、成績優秀者向けには受講料の支援を行っています。

社会でいきる簿記の力を身につける日商簿記検定試験
  • 経理事務をはじめさまざまな仕事に役立つ
  • 顧客の経営戦略に踏み込んだワンランク上のコンサルティング型営業ができる
  • 総務、人事、労務などで、人件費や社会保険料の計算に役立つ
税務のプロ「税理士」をめざす税理士試験
  • 生涯現役で働ける
  • 合格者の約8割が独立開業
  • 企業内税理士や国際税務など、広がる活躍の場
  • 企業の経営指導や経営戦略などコンサルタントとしての役割も期待される
監査・税務など会計業務の専門家になる公認会計士試験
  • 専門知識を有したプロとして、企業をはじめ官公庁などさまざまなフィールドで活躍が期待される
  • 企業の経営・財務・税務に関するコンサルティング業務ができる
  • 税理士・行政書士の登録も可能
独自のネットワーク

多くの卒業生が会計・税務の業界に進んでおり、ビジネスの最前線で活躍しています。また、本学の大学院には会計のプロをめざす「会計専門職研究科」があり、さらに学びを深めることができます。本コースでは、これらのネットワークをいかして、特別講義、勉強会やインターンシップなどを実施。学生を強力にバックアップしています。

インターンシップの実施

本コースの学生を対象に、監査法人や税理士事務所でのインターンシップを実施しています。受講生にとって、会計・税務の現場を見ることができる貴重な就業体験の場となっています。マナー講座などの事前研修も行い、会計のプロのリアルを体験します。

会計専門職コースの学び
4年間で目標に向け、着実にステップアップ
会計専門職コースの学び
会計専門職コースの学び

本コースでは会計初心者を見据えたプログラムを用意しており、高校までに簿記などを学んだことがない人でも安心です。また簿記の学習経験がある人は、課外講座を同時に受講することで、資格試験の合格を確実なものにします。

学生VOICE
普通高校出身
中村 一誠
普通高校出身でもスムーズに学べるカリキュラムです

中村 一誠

商学科4年熊本県/九州学院高等学校出身

入学時に会計専門職コースがあることを知り、会計職の知識はどのような企業でも必要とされるものだと興味を持ちました。私は普通高校出身ですが、1年次に日商簿記3級レベルから授業があったため、スムーズに簿記の勉強をはじめられました。コース以外の学部生より速い進度で、少人数制で会計の勉強ができることが大きな魅力。税理士法人へのインターンシップや研修、さらに簿記などの資格取得のサポートも手厚く、専門的に学べています。税理士試験への勉強を続けながら、将来は税理士法人で働き、大学で得た知識をいかしてお客さまに貢献したいです。

商業高校出身
草野 榛人
高校で学んでいた簿記の知識・技術をさらに深掘りできます

草野 榛人

商学科4年熊本県/千原台高等学校出身

高校で簿記を学んでおり、全商簿記1級にも合格していました。大学では日商簿記の合格をめざし、勉強できる環境づくりからはじめるべきだと考え、会計専門職コースを志望しました。高校までは簿記の基礎知識と計算方法が主でしたが、本コースでは会計知識を応用しながら、理解を深めていく学びで、より深掘りしている印象です。日商簿記1級や財務諸表論の講義を受けるなかで、将来の選択肢も広がっていることを感じます。何より、先生方が熱心に教えてくださり、仕事の楽しさも伝えてくれるので、高いモチベーションを維持しながら学ぶことができています。

News

山口美菜さん

湯野千慧さん

 令和6年度(第74回)税理士試験の合格発表が11月29日(金)に行われ、商学部商学科の山口美菜さん(3年)と湯野千慧さん(3年)が簿記論で現役合格を果たしました。

 同試験は全11科目あり、そのうち必須科目の科目別合格率は簿記論が17.4%、財務諸表論が8.0%※という難易度の高い試験です。二人は会計の専門学校を卒業後、本学商学部に3年次編入をして、同試験の対策に取り組んできました。湯野さんは、商学科の公認会計士や税理士など会計のプロをめざす人たちのための「会計専門職コース」に在籍しています。

 湯野さんは「大卒の資格を取得したいという思いと、会計の知識をさらに深めて就職したいと考え、本学に3年次編入しました。税理士試験は、大学の定期試験と時期が重なり大変でしたが、時間を工夫しながら学習に取り組みました。現在は新改敬英准教授のゼミに所属しており、昨年6月にゼミメンバーとともに会計サークル『K-FAS』を立ち上げました。専門学校時代は簿記中心の生活でしたが、大学では学業だけでなく、学生としての成長につながる経験ができることを嬉しく思います。将来は税理士や公認会計士としての専門職をめざしています」と抱負を語りました。

 山口さんは「商業科の教員をめざしており、教育職員免許状(教員免許)を取得するために本学に編入しました。税理士試験は配点基準がなく、相対評価であると言われているため、他の受験者が正解するような問題を間違えないように心がけて学習に取り組みました。大学の授業の合間を活用し、コツコツと試験対策に取り組んだことで、税理士試験の簿記論だけでなく、昨年11月に実施された日商簿記検定1級にも合格することができました。今後は教員免許取得と財務諸表論に合格することが目標です」と今後の意気込みを語りました。

国税庁ホームページ【令和6年度(第74回)税理士試験結果】より

令和6年度(第74回)税理士試験の合格者および合格科目は以下のとおり。

【商学科会計専門職コース現役生】
  • 山口 美菜(3年):簿記論
  • 湯野 千慧(3年):簿記論【商学科会計専門職コース現役生】

(2025年02月取材)