海外フィールドワーク
2013.10.03
社会福祉学部一部・二部春学期配当授業「海外フィールドワーク」で一部・二部併せて16名の学生が2013年9月15日(日)から18日(水)までの3泊4日で韓国を訪問して来ました。
この授業では、本学社会福祉学部と学部間での交流協定を結んでいる牙山(アサン)市にある順天郷大学社会福祉学部の学生との教育交流を行います。お互いの福祉事情に関してそれぞれ事前に調べて、グループにて報告を行うものです。両学部間での交流は今回で6年目に入ります。
今年は、韓国の学生とペアになって顯忠祠(ヒョンジュンサ)や民族村を訪問したり、コンドミニアムでは本学学生と順天郷大学の学生が共同生活を行ったりしたので、昨年よりもお互いに一緒に過ごす時間も一層長くなり、より交流が深まったようです。
本学からの報告内容は、自主防災学習の取組について、孤独死と孤立死の実態について、保育士に求められる専門性について、災害時におけるソーシャルワークについての4テーマでした。
これに対し、韓国の学生からは、ソウル市の新しい街づくりマウル運動について、社会福祉担当公務員の自殺の問題、学校暴力被害者のための代替学校について、社会福祉共同募金の現状と課題についての報告がありました。
どのグループも発表内容の作成に熱心に取り組んでおり、とても興味深い内容でした。報告会の後は、順天郷大学総長の招待によるディナーの席が設けられ、お互いの学生や教員同士のさらなる交流の場となりました。
秋には、順天郷大学の学生たちや先生方が来学し、本学で教育交流を行います。今度も日韓両国の学生たちによる活発な報告と親交による有意義な教育交流になることを期待したいと思います。
文責:山西裕美(子ども家庭福祉学科)