県女性相談センターを訪問しました(「地域で学ぼう!」企画)

社会福祉学部

2013.11.15

 11月13日の午後、社会福祉学部の4年生の19名が熊本県女性相談センター(熊本市東区長嶺)を訪問し、女性福祉について学びました。この企画は、社会福祉学部の社会福祉士養成課程委員会による「地域で学ぼう!」の第2回目です(第1回目は熊本市児童相談所)。

 女性相談センターは、都道府県に1か所ずつ設置されている婦人相談所であり、またDV(ドメスティック・バイオレンス)防止法に定められた配偶者等から暴力被害にあった女性の支援センターでもあります。

 学生たちは、担当の職員さんによる、相談内容の特徴や多くの機関・施設と連携してどのように支援を行っているかなどのお話を熱心に聞きました。配偶者等からの暴力(DV)に関する相談はDV防止法がつくられた2001年から大きく増え、その後も増え続けて、近年では年間1,000件以上も寄せられていること、相談者の訴えには一緒に考えながら問題点を整理したり助言や各種情報提供を行いながら相談者が持つ問題解決能力を引きだすような支援をされていることなどをうかがいました。

 学生からは「DVを未然に防ぐためにはどのような対策が必要でしょうか」「多くの施設・機関と連携するときに情報管理の面で気を付けていることは何ですか」「地域ごとにセンターがあると、女性にとってより相談しやすい環境ができると思う」などの質問や感想がありました。

最後に、坂本綾子さん(子ども家庭福祉学科4年)が「女性相談センター(婦人相談所)の名前は知っていたが、訪問してお話をうかがうことで具体的な役割や課題を学ぶことができました」と、職員さんに感謝の気持ちをお伝えしてセンターを後にしました。

(文責:高林秀明)

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