海外フィールドワーク研修 「韓国順天郷大学との学術交流会 in Korea」

社会福祉学部

2014.09.24

 9月14日(日)から9月17日(水)の3泊4日で、社会福祉学部全学科の希望学生を対象に海外フィールドワーク研修が実施されました。研修の目的は、韓国の福祉施設を見学し福祉事情について学ぶこと。また、福祉事情について半年間各々がテーマとして取り組んできた研究を互いに発表し、同じ福祉を学ぶ韓国の学生と学術交流を深めること。そして、韓国での異文化体験を行うこと。この研修の目的を達成するためにプログラムも盛りだくさんで進んでいきます。

 9月14日(日) 初日は午前7時に大学を出発し、11時半のアシアナ航空で福岡空港から韓国仁川国際空港へ。飛行時間は1時間20分。東京よりも近いです。到着後、バスに乗り換え順天郷大学のある韓国牙山市(アサンシ)へ。仁川からバスで2時間程度の距離です。順天郷大学では、熱烈な歓迎を受け、すぐに、近くの有名な顯忠祠公園に移動し、韓国の学生とペアを組み交流を深めながら様々なゲーム(課題)に挑戦しました。夜は韓国の学生と牙山市の市街へ出かけ、夕食や買い物を楽しみました。「ジェスチャーゲームやムク・チー・パーなどみんなで協力して行うゲームが多かったので、韓国の人と交流ができて楽しかったです(社会福祉学科2年 松村由貴美)。」

 9月15日(月) 2日目は午前中に青少年センターと総合福祉館の視察を実施。韓国ではサムスンなどの有力企業の寄付行為によって福祉施設の運営が行われていることを学びました。午後からは、順天郷大学にて学術交流会を開催。各人が半年間テーマを掲げ研究してきたことを、韓国の学生と交互に発表しました。韓国軍隊における社会福祉の実情や先進的IT国家である韓国のスマートフォンのアプリを活用した福祉など、日本にはない福祉事情を韓国の学生の発表から学びました。「学術交流会で新たな発見があり、参加して本当に自分のためになったと感じる。何を想い出しても楽しい記憶ばかりです(社会福祉学科2年 井上美里)。」

 9月16日(火) 3日目は午前中に順天郷大学の学生とお別れをし、一路ソウルを目指しました。ソウル到着後、本場の韓国料理を食し、明洞にて買い物を楽しみました。

 最終日は、ソウル景福宮を観覧し韓国の歴史に学び、その後仁川空港へ。そして帰途につきました。「実際に韓国の学生と交流して仲良くなるだけではなくたくさんの刺激を受けました。また、他国で発表するという貴重な体験は、大きな自信になりました。今後に是非活かしていきたいと思います(子ども家庭福祉学科3年 平野愛美)。」

 異国の地での研究発表ということもありかなり緊張したようでしたが、韓国の学生からの質問にもたじろがず応え、これからの学生生活に大きな自信を得た学生もいたようです。発表を頑張った学生のみならず、発表の裏方として動いてくれた学生、12名の日本チームをまとめるためにリーダーとして頑張っていた学生、みんなが安全で楽しい研修になるように気配り、心配りをしてくれていた学生。研修の目的以外にも、学生さんの様々な可能性を感じた、そして大きな収穫を得た旅でした。

 エボラウイルスやデング熱など、国境を越えて人々が知恵を出し合い難題に取り組んでいる今日。大学卒業後の4年先を見据え、日本のみならず世界的視野を持ち、諸外国の人たちと協働し、難題にチャレンジしていくような人材の育成を行うプログラムを、社会福祉学部は今後も提供していきたいと思います。つづく・・・。

文責:栗原武志

 

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