地域福祉ゼミが長崎市で被爆体験者から聴き取り

第一部社会福祉学科

2014.12.24

 12月22日(月)、地域福祉ゼミ(担当教員・高林)に所属する15人の学生が、長崎市の大浦診療所を訪問し、被爆体験者の方々から聴き取りを行った。ゼミとしては2年前の先輩たちに続く2度目のフィールドワークとなった。

 被爆体験者は爆心地の半径12キロ以内で被爆したにもかかわらず、今日でも被爆者手帳を受けられず、補償の外に置かれている人たち(少なくとも数万人はいるはずだが数さえ不明)。被爆体験者支援事業による一部の医療費助成があるものの、ガンは認められていないなど、事業の対象者も内容もきわめて限定的である。4人の被爆体験者からじっくりお話をうかがった学生たちは、「被爆者を放置する制度に憤りを感じる」「被爆体験者の声を大切にして国の責任を訴えていける力をつけたい」「苦しい立場にある人たちの側に立てるソーシャルワーカーを目指したい」「戦後70年にもなるのに医療補償さえ受けられない問題を周りの人たちに伝えていきたい」などという感想を語った。 (文責 高林秀明)

長崎

 

SHARE: