高森町と包括的連携協定を締結しました

2017.03.13

 本学と阿蘇郡高森町は、産業振興、人材育成、地域づくりなどの様々な分野において相互協力を行い、町の復興・発展と地域づくりへの寄与、本学の教育・研究等への協力を図ることを目的として包括的連携協定を締結しました。
 本学はこれまで熊本県内9市町・1団体と包括的連携協定を結んでおり、高森町との協定締結は11例目となります。

 調印式は3月13日(月)午後1時30分から本学本館3階の特別会議室で行われ、本学から幸田亮一学長、本山憲一常務理事、山内良一理事、林裕副学長、西直美事務局次長、吉川晃史准教授の6名、高森町から草村大成町長、馬原恵介 政策推進課長、橋本俊太郎 政策推進課審議員の3名が出席。協定事項を確認後、幸田学長と草村町長が協定書に署名・押印し、固く握手を交わしました。
 草村町長は「これを機により一層の協力関係を築き、教育・研究へのバックアップを全面的に進めていきたい」と挨拶。幸田学長は「地域の振興にとって一層大きな役割を担う大学として、かかわりを深めていきたい。これを機に、学生のゼミ活動などを後押ししたい」と抱負を述べました。

 高森町では、2015年から本学の吉川 晃史 准教授(大学院会計専門職研究科/専門 管理会計)と、吉川准教授が担当する商学部のゼミ生が、同町の観光業を中心とした地域振興に取り組んできました。このたびの連携協定締結を機に、吉川ゼミの学生3名が阿蘇地域の震災復興と文化の継承を目的とした株式会社「NUMA(ヌーマ)」を高森町に設立しました。
 これまで同町で取り組んできた「田楽文化の継承」調査、「郷土料理の商品化」プロジェクトを通じて得た成果をもとに、高森の地元素材を活用した商品の企画・販売、田楽文化の継承はじめ阿蘇地域の観光資源のブランディング活動などを事業として展開していく予定です。
 調印式の後には、株式会社NUMAで代表取締役を務める沼 亨晴さん(商学科3年)、浅野世樹さん(商学科3年)、松本崚汰さん(経営学科3年)が、会社設立の報告と事業内容の紹介を行いました。

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