【高大連携】付属高等学校・中学校の保護者を対象としたサイバー犯罪に関する講演会を行いました

大学

2017.08.04

 7月22日(土)に本学付属高等学校・中学校の保護者を対象とした講演会「中高生をサイバー犯罪から守るために」が開催され、堤豊商学部教授が講演を行いました。

 近年、スマートフォンの普及とツィッターをはじめとするSNSの広がりにより、急速なサイバー犯罪被害の低年齢化が深刻になっています。その被害を防止するために、情報通信機器に関する生徒と保護者の知識格差をなくし、学校と家庭が一体となって生徒たちを守ろうと講演会が企画され、会場の14号館1411教室には保護者や教員など約60名が集まりました。

 熊本県サイバーセキュリティ推進協議会の会長を務める堤豊教授は、昨年発生した熊本地震時にSNSが有効活用された事例や、SNS上でデマ情報が拡散したことによる影響とその対策を紹介。さらに、SNSを介した犯罪の現状やその対策などについて画像やグラフなどを用いて具体的に説明しました。堤教授は「今では、スマホはビジネスツールであり、社会のインフラとなっている。そのような状況の中で持たせない、使わせないでは解決につながらない。一番大切なのは親がスマホを取り巻く環境に関心を持つことであり、一般論として子供とSNSの話ができるよう、現状を把握することに努めてもらいたい」と話しました。

 参加した保護者からは、「知らないことを聞くことができて参考となった。SNS犯罪に関する怖い例の動画も流されたが、子供たちにも見てもらいたい内容のものだった。早速、帰ってから子供と話してみたい」という感想が聞かれました。

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