「クマガク公開講座WEEK」を初開催しました

地域

2017.09.25

 9月11日(月)~9月16日(土)の6日間、地域の皆さまや学生を対象とした「クマガク公開講座WEEK」を開催しました。

 本講座は、これまで本学で開催してきた春期・秋期の公開講座に加えて、新たに社会一般の教養の啓発を目的として初開催したもの。本学の専任教員が講師を務め、教養系、語学系、ビジネス系などさまざまなテーマで、30講座を開講しました(※)。講座は1コマ60分で一人何講座でも受講可とし、受講料は無料。10代から90代まで延べ868名の申し込みがありました。

 初日に開講された、坂上智哉経済学部教授の「恋愛の経済学」では、経済学のマッチング理論を用いて男女のカップル形成の過程を解説。参加した熊本市在住の85歳男性は「社会問題となっている晩婚化を解消するヒントが聞けた気がする」、60歳女性は「恋愛と経済学の接点がどこにあるのか興味をひかれた」と感想を話しました。

 また「健康づくり運動で毎日に活力を!」をテーマに講義を行った府内勇希社会福祉学部准教授は、健康習慣のために望ましい身体活動の質や強度とその効果について、実演を交えながら解説。参加者からは、「運動のしすぎで逆に健康を阻害しないようにするためには、どの程度の心拍数を目安に運動したらよいか」といった質問があり、府内准教授が年齢を反映した数式を用いて回答する場面もありました。新聞で今回の講座を知り受講したという熊本市在住の73才男性は、「普段から運動に親しんでいる人にも、そうでない人にも、健康維持のために必要なことや、安全に身体活動を行うために留意すべきことなどが分かりました。熊本学園大学は『DOがくもん』や『水俣学講義』など、地域に開かれた学びがたくさんあって素晴らしいと思います。今後も機会があればぜひ参加したいです」と笑顔で話しました。

 各講座において、教員から繰り広げられるタイムリーな話題と、それに対する学問的知見や新たな考え方に受講者は興味津々の様子でした。
 多くの皆さまのご参加、ありがとうございました。


※9月16日の最終講義『医療、社会福祉の新たなる視点(内なる力Empowerment)/
髙倉統一社会福祉学部准教授』は台風18号の影響のため中止しました。

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