商学部の「経営組織論1」でゲスト講義をしていただきました

2018.07.31

7月26日(木)、商学部の松尾健治専任講師の「経営組織論1」で、外資系製薬企業でお仕事をされている廣地克典(ひろち・かつのり)氏によるゲスト講義が行われました。タイトルは、「製薬の新薬開発プロジェクトマネジャー:職業観など仕事に関するメッセージ」です。

講義は、「他者の役に立つ」という廣地氏自身のマインドが「患者さんを中心に考える」という製薬企業のモットーと合致しているという話からスタートしました。つづいて、日本の製薬業界の現状をわかりやすく解説していただきましたが、新薬開発の成功確率が非常に低いことには驚きました。

その後はいよいよ本題。プロジェクトマネジャーという自身の体験を交えながら、職業観について話をしていただきました。仕事には「労働(金銭的報酬が目的で、基本的には退屈)」、「キャリア(金銭、昇進、権力などが目的)」、「天職(働くこと自体が目的で、それによって大きな充実感を得る)」の3つの捉え方があるが、どうせなら「天職」を見つけ、それを仕事にすることが人生にとってハッピーであるというメッセージだったと思います。

学生の皆さんは、就活で内定をもらうことに目がいってしまいがちですが、就職してからの長い時間をどのように生きるのかを考えさせてくれる講義だったのではないでしょうか。

廣地先生、ありがとうございました。

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