地域発の産学官マッチングイベント「くまもと産業復興支援プロジェクトフォーラム 2019」に出展

地域

2019.02.27

 2月27日(水)、グランメッセ熊本で開催された「くまもと産業復興支援プロジェクトフォーラム2019(主催:熊本大学・熊本地方COC+推進協議会、熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム)」に、商学部・波積真理教授、外国語学部・塩入すみ准教授、会計専門職研究科・吉川晃史准教授の授業やゼミで学ぶ学生がブースを設け、研究成果を発表するパネル展示を行いました。

 このフォーラムは、熊本県の震災復興及び産業の振興を目的とし、大学の研究成果や地域企業の技術・製品の展示を行い、産学連携・企業間連携を促進する場を提供するものであり、熊本県内の大学、高専が連携して取り組む文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の活動を地域社会へ発信することも目的としています。今回は3回目の開催となり、110ブースの出展、約500名の参加がありました。

 波積教授のブースでは、旅行会社と連携し、波積ゼミの学生と熊本大学の学生が共同で行った取り組みを紹介。学生が熊本市や八代市などの県内地域を実地調査して考案した旅行企画やイベント企画を披露しました。

 塩入准教授・吉川准教授の共同ブースでは、外国人観光客のニーズをもとにこれまでの単なる史跡巡りとは異なる熊本の歴史的ストーリーを再現、タイムトリップする体験型ツアーやドラマやアニメに入り込んだかのような舞台設定の中で歴史を疑似体験したり、物作り体験によるアウトプット型ツアー「漱石ツウになる体験トラベル」、「人吉フレーバーSAKE巡り」、「ディープな天草体験ツアー」を提案しました。

 吉川准教授のブースでは、突発的な災害や事故などの事業リスクを網羅的に把握したうえで被害を最小限に抑え事業を継続する、もしくは早急に復旧できるような方針・体制・手順を示した事業継続計画(BCP)を中小企業でも容易に導入を可能にする「シンプルBCPマネジメント・システム」についての展示が行われました。

 会場では各テーマに関心を持った参観者がブースを訪れ、説明に聞き入っていました。
 波積教授のブースで応対した上野玲奈さん(ホスピタリティ・マネジメント学科1年)は「日奈久の旅行案内ポスターを作成した。実際に現地視察から旅行商品の企画までを行い、現地でのふれあいや地元の思いを取り入れて、プランを考えた。企画案を形にして展示できたことには達成感がある」と感想を述べました。

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