経済学部の学生が地域行事「池辺寺祭」に参加しました

地域

2019.05.11

 5月11日(土)、経済学部の境章教授とゼミ生・フィールドワーク演習受講生の12名が、熊本市西区の史跡「池辺寺(ちへんじ)跡」で行われた「池辺寺祭」に参加し、地元住民とともに来場者へのおもてなしを行いました。

 「池辺寺」は奈良時代初頭(和銅年間)の創建と伝えられる山岳寺院で、現在は廃寺となり建物は現存していないものの、金峰山系の南東斜面にある寺院跡は国史跡に指定され、保存整備が行われています。

 この催しは池上校区の行事で、4回目の開催。今回は同ゼミの学生とフィールドワーク演習受講生がこの地区をフィールドに活動している縁で、初めての参加となりました。当日はJR九州主催の「JR九州ウォーキング」も行なわれ、目的地のひとつである「池辺寺跡」には700名ほどの参加者が訪れました。快晴で汗ばむ陽気のなか、到着した参加者は冷たい飲料や食事のコーナーに列を作り、学生たちが西区で捕れた猪や鹿を調理して振る舞ったり、ドリンクを配布したりと参加者と交流を行いました。また、これまで境教授を中心に制作に関わってきた、寺にまつわる「池辺寺縁起絵巻」をデジタル映像化したものや、ドローンで上空から遺構を撮影した映像を放映するコーナーも設けられ、足を止めた来場者に学生たちが「池辺寺」の歴史や龍伝説について解説しました。
 
 参加した岡山竜也さん(経済学科2年)は「私は調理や配膳に携わったのですが、皆さん笑顔でお礼を言いながら受け取ってくれました。双方が笑顔になれて、とても楽しい1日でした」と話し、また中尾夏美さん(リーガルエコノミクス学科2年)は「おもてなしの手伝いは学ぶことが多く、地元の方々と協力して現地の良さを伝えることができたと思います。フィールドワークを通して地域活性化について学ぶことができ、貴重な体験になりました。」と感想を述べました。

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