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陶磁研究家の森由美氏を迎え、第26期「DOがくもん」第3回講演会が開催されました

 熊本日日新聞社と本学が共催する公開講座第26期「DOがくもん」の第3回講演会が12月15日(土)、14号館高橋守雄記念ホールで開催され、陶磁研究家の森由美氏が「やきものに親しむ~美術品から食器まで~」と題して講演。約210人が聴講しました。

 森さんは、東洋陶磁などを研究。東京にある戸栗美術館学芸顧問、佐賀・有田ふるさと大使を務める傍ら、テレビの人気鑑定番組にも出演しています。

 和装で登壇した森さんは、陶器と磁器の違いについて触れ「日本人は日々の生活の中で常にやきものに接しています。しかし、意外に陶器と磁器の違いを意識していない」と話し始めました。やきものと呼ばれる陶磁器は、材料となる土の性質の違いにより陶器と磁器に分けられ、さまざまな産地があると解説。

 江戸時代初期、日本で最初に磁器が生産されました。江戸時代中期には生産技術の向上にともない、多様な作品が作られるようになり、ヨーロッパへ美術品として輸出されるようになります。中国王朝が明から清へと変わった際に、磁器の調達が日本に振り替えられたためです。しかし18世紀には輸出が下火になり、国内の富裕層に目が向けられ、「猪口」や「なます鉢」が流行しました。豊かになった町人に広がり、便利なもの、面白いものとして楽しめるようになったと、歴史的な移り変わりをわかりやすく説明しました。

 最後に、「やきものを美術館で観賞することも大切ですが、実際に手にもって使うということは、暮らしを豊かにします。高価なものですが、1点だけでも取り入れると、普段の食卓に彩りを添えることができます。ぜひ手にして触れて楽しんで欲しい」と聴講者に語りかけ、講演を終えました。

地域   2018/12/15   広報室
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