2019(令和元)年度 大学懇談会がスタートしました

大学

2019.06.09

 6月9日(日)、在学生の保護者を対象とした2019年度大学懇談会(熊本会場)が本学で開催されました。この懇談会は、大学生活全般、学業成績、就職状況などを報告し、大学の近況や取り組みを理解してもらうとともに、意見や要望を伺う機会として開催されるもの。毎年熊本会場を皮切りに九州・沖縄各県8会場で行われます。初回の熊本会場では、約400名の保護者が参加しました。

 全体会の挨拶で、幸田亮一学長は「本学は創立77周年を迎え、グローカル時代における地域中核人材の育成、九州屈指の私立大学の地位の復活の2つの目標を掲げ、現在大学をあげて努力をしているところです。また、文系の総合大学である本学は、学生の成長を促す力が大きく、卒業生による強靭なネットワーク力を持っているという強みをこれからも発信していきます。本日は大学の取り組みを理解していただき、疑問に思うことは遠慮なくお聞きください」と話しました。

 続いて、吉村純一学生部長から大学生が抱える不安、大学生を取り巻く生活環境、学生生活支援の内容、学内外で活躍しているクマガク生の4点について説明。「SNSの利用や飲酒問題など、学生を取り巻く環境には大きなリスクが存在します。困ったことや不安なことがあったら学生課に相談してください」と述べました。

 続いて行われた就職支援についての説明では、嶋田文広就職課長が2018年度の就職実績や就職支援制度、2022(令和4)年卒から変更となる就活ルールについて解説し、「クマガクの就職率は九州の文系大学の中でトップクラス。これからはインターンシップやジョブ型採用という複線型の採用が増えていくと思われるので、インターンシップなどに早い段階から興味を持って参加することが大事。就職課でもその支援を行います。また、専門教育、インターンシップ、留学、IT関連などの資格や経験を企業が重視する傾向が強くなっている中で、就職課としては学生一人ひとりの人柄と能力にあった進路支援の実現をこれからも継続していきたい」と話しました。

 卒業生を交えたトークセッションでは、新産住拓(株)の細江智裕氏(2017年商学科卒業)、熊本信用金庫の浜田優祈子氏(2017年経済学科卒業)、人吉商工会議所の川邉千晴氏(2018年商学科卒業)の3名の卒業生が登壇。細江氏は「就職活動を通して、年代の違う多くの方とお会いし、いろんな視点や価値観を学んだ」と自身の経験を振り返り、浜田氏は「ゼミでのフィールドワークの経験や研究発表大会でのリーダーの経験が今の仕事に大いにいかされている」と述べました。川邉氏は「自分が迷っているときに両親から『その仕事向いていると思うよ』と背中を押されたことがありがたかった」と親の子どもに対する接し方について、自身の経験を踏まえて述べました。最後に嶋田就職課長から子どもの就職活動に対する保護者の支援についてアドバイスが送られ、全体会が締めくくられました。

 その後、学部ごとの会場に分かれて、学部説明会が開かれました。各学部の現状について、学部学科の教育方針や資格取得、就職状況などに対する具体的な取り組みについてデータや資料を使って説明が行われました。

 午後からは、学部学科、成績・資格・就職・留学などの相談に教職員が応じる「個別相談」と、新1号館 みらいをはじめ図書館やe-キャンパスセンターといった施設を見学する「キャンパスツアー」が実施され、多くの保護者が参加しました。

 懇談会に出席した商学科・男子学生の保護者からは「兄弟揃ってクマガクに進学したため、何度も参加しているが、毎年プログラムが工夫されていて感心している。子どもには4年間しっかり勉強して、地元熊本に就職して社会に貢献してほしい」と感想を述べました。

 ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。

 今後の大学懇談会の日程は、下記をご参照ください。
 https://www.kumagaku.ac.jp/gakusei/event/kondankai

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