経済学部で学修成果可視化に関する企業との意見交換

学部

2019.09.27

 経済学部では、学生が大学の学びで身につけた成果をチャート等で明確に示す「学修成果の可視化」を2019年度より導入し、2020年3月の卒業予定者を対象に「学修成果レポート」の交付を予定しています。これらの学修成果の情報について、産業界が求める人材にどのように応えられているか、また、その活用方法について、企業からの要望や大学教育への意見を聞く機会として、熊本県内企業との意見交換を行っています。

 学修成果の可視化については、大学の質保証の強化に加え、教育成果を地域社会・企業等に示し、各界との連携を促すことを目的に、社会的要請が強まっています。本学経済学部では、学部・学科の定めるディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)にどの程度達成しているかを各年次終了時に振り返り、学修計画に活用できるよう、独自の評価システムを構築。さらに、4年間の成果の振り返りや自身の強みの把握などに役立ててもらおうと「学修成果レポート」の交付に向け、内容を検討しています。

 企業との意見交換は、金栄緑学部長、小葉武史経済学科長、浪本浩志リーガルエコノミクス学科長が、企業の人事担当者らに直接話を聞く場として設定。9月17日(火)には高橋酒造株式会社、18日(水)には株式会社再春館製薬所を訪問したほか、18日(水)は学内で木村電機株式会社、株式会社九州しんきんカード、株式会社熊本計算センター、熊本県信用組合にヒアリングを行いました。企業からは、チャートの読み方や判断基準、客観性などについてさまざまな意見が寄せられました。特に、就職採用時に重視する点をレポートからどう読み取れるか、面接での活用の可能性などに触れた内容が多くありました。

 学部では今後もこのような機会を設け、意見をもとに学修成果レポートや教育内容の改善、学修指導等への活用を計画しています。
 

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