全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムがありました

2019.09.01

 8月31日(土)、9月1日(日)の2日間、第16回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムが本学を会場として行われました。このフォーラムは、大学入試改革や教育の質保証などの社会的要請を背景に、それぞれの地域の知の集合体である大学コンソーシアムが果たすべき役割について考究することを目的に開催。今回は「大学コンソーシアムとともに始まる大学づくり」をテーマに、全国各地から300名の大学関係者が参加し、活発な議論が交わされました。

 林副学長が司会を務めた全体会の開会挨拶では、全国大学コンソーシアム協議会代表幹事の川野祐二氏と蒲島郁夫熊本県知事が順に登壇し、続く基調講演では、熊本県立劇場館長の姜尚中氏が「大学コンソーシアムとキャンパスアジアの可能性」をテーマに講演しました。姜氏は「地域に根ざしながら、モビリティの高い大学を作っていくべき」と述べ、地域を大事にしながらも、グローバルな活動ができる自由な空間が大学の理想であると語りました。(モビリティ:移動性、流動性)

 休憩をはさみ行われたシンポジウムでは、コーディネーターを大学コンソーシアム熊本代表理事・熊本県立大学学長の半藤英明氏が務め、基調講演を行った姜氏、熊本経済同友会代表幹事の甲斐隆博氏、熊本県副知事の小野泰輔氏、崇城大学学長の中山峰男氏が産・官・学それぞれの立場から大学コンソーシアムとともに始まる大学づくりなどについて意見を述べました。参加した会場の大学関係者からも、多くの質問が寄せられ、活発な討論が行われました。

 初日最後のプログラムは、文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室長の平野博紀氏より「高等教育政策の動向について」報告がありました。2日目は、5つの分科会が行われ、参加者は事前に登録した分科会に参加。設定されたテーマの報告に熱心に聞き入っていました。

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