商学科『事業承継論』で熊本県中小企業家同友会によるゲスト講義を開催

学部

2019.11.12

 11月12日(火)、商学科『事業承継論』(担当:城戸善和教授)の授業で、会社を後継した経営者から体験事例を聞くゲスト講義が1141教室でありました。

 『事業承継論』は、地域企業が抱える課題の解決や業績向上、事業継続を「商学」の視点から考えようと同学科が2019年度に開設した「くまもと未来創造科目」の一つ。これまで税法や会社法などさまざまな法制度の改正が地域社会の活性化とどう関わるか、企業が継続していくためには何が必要かを学修してきました。今回は熊本県中小企業家同友会の協力のもと、村田真郷氏(有限会社村田電設主任技術者・熊本県中小企業家同友会宇城支部幹事長)による講義が行われました。

 講義の中で村田氏は、父親が会社を設立した経緯や、働く両親の姿を見て感じていた自身の会社への考えを述べました。また、公務員を辞めて、家業を継いだ経緯を振り返り、「両親の家業に対する想いを継ぎたいと思った。大切なもののため、また自分で決めた道だから頑張れる。家業を継いで13年、後悔は一度もありません」と力強く語りました。

 講義に参加した松崎里菜さん(商学科2年)は「公務員を辞めて、親の会社を継ぐと決めた勇気に感服した。事業を承継する際は、創業者の想いも承継していくことが大事だと思った」と感想を述べました。

 『事業承継論』での熊本県中小企業家同友会によるゲスト講義は今後3回行われる予定で、次回は11月26日(火)に清﨑智大氏(有限会社サン・ハート 代表取締役・熊本県中小企業家同友会特別理事)が講師を務めます。

 

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