商学科の学生がロアッソ熊本の試合でスタジアムを満員にする企画を実践しました

学部

2019.11.14

 11月10日(日)に熊本市水前寺競技場で行われたロアッソ熊本VS.ギラヴァンツ北九州の試合(2019マイナビマッチデー)で、商学科の学生がスタジアムを満員にする企画を実践しました。これは、2019年に商学科でスタートした「くまもと未来創造科目」の一つ、『地域とスポーツビジネス』(担当:池上恭子教授)の授業の一環で、ロアッソ熊本と、同チームのオフィシャルトップパートナーである株式会社マイナビの協力のもと実現したもの。

 学生たちは、9月に開始した本科目のなかで、ロアッソ熊本を運営する株式会社アスリートクラブ熊本から提示された2つの課題( ①スタジアムのイベントブースの企画・提案・告知PR・運営 ②スタジアム観戦パックチケットの企画・提案・販促・販売)に向け、アイデアを出し合い、企画案の発表、内容の練り直しなど約1カ月半にわたり取り組み、今回の実践にこぎつけました。

 学生ならではの視点で企画したのは、4つのスタジアム特設イベントブースと、5種の観戦スペシャルパックチケットです。選手が見ているフィールドを仮想体験できるVRコーナーや選手のイケメン総選挙などのイベント、スタジアムの仕事見学や、写真で選手の顔と筋肉を一致させると会場で唐揚げ増量券がもらえるといった特典付きのチケットなどを用意。集客・告知のためのチラシ制作や、SNSを使った情報発信、メディア出演も学生自らが行いました。

 実践日当日は、14時のキックオフを前に、学生約80名が朝9時すぎからイベントブースの準備を開始し、11時にオープン。ロアッソ熊本のファンのみならず、対戦相手チームのファンも親子連れで来場。また、ロアッソ熊本の選手もブースに姿を見せ、ファンと交流するなど賑わいを見せました。試合は6,400名を超える動員を記録し、ロアッソ熊本がホームゲーム開始前にクラブスローガンである「絆」を発信する、恒例の『絆宣言』でも学生4名がピッチに立ち力強く宣言。会場は熱気に包まれました。

 イケメン総選挙を企画し、抽選で投票者が選手と記念撮影できるイベントを実施したグループの一人、山下永暉さん(2年)は、「事前のWEB投票と当日の来場者投票を合わせ約1,000の投票があり、想定以上の反響だった。試合後の選手との撮影では、参加してくださった方々の笑顔を見ることができて嬉しかった。短い期間で仲間とたくさんのアイデアを出し合い、工夫を重ねて実践できたことは、今後の糧になると思う」と話しました。

 同授業では今後、スポーツビジネスと地域創生の関わり、マーケティングについて学びを深めるため、プロバスケットボールチーム・熊本ヴォルターズと連携した講義も予定しています。

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