「地域経済特講(講座熊本)」で九州旅客鉄道(株)の赤木由美熊本支社長が講義

経済学部

2019.11.14

 11月13日(水)、経済学部「地域経済特講(講座熊本)」の授業で、九州旅客鉄道(株)赤木由美熊本支社長による講義が行われ、学生約80名が聴講しました。

 赤木氏は、「JR九州のこれまでとこれから~熊本駅周辺開発について~」と題して、日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化から、九州旅客鉄道(JR九州)株式会社として株式上場にいたるまでの歴史や取り組み、今後の戦略、熊本駅周辺の開発について解説。1987年の分割民営化以来、マンション、駅ビル、ホテル、流通など、鉄道事業以外のさまざまな事業にも力を入れてきたとし、「国鉄の経営破綻という苦境から発足したJR九州でしたが、挑戦を続けた結果、2016年に東証一部への上場が実現しました。しかし、これで満足と捉えず、新たな出発点と考えています」と話しました。

 また、2020年12月にオフィスビル、2021年春にホテル・駅ビルの開業を予定している熊本駅周辺の開発について、今年9月に開業したサクラマチクマモトを含む中心商店街との関係に触れ「駅周辺が活性化することによって、相乗効果をもたらすと期待しています。『住んでよし、働いてよし、訪れてよし』、そういう“まち”を熊本駅周辺に創っていきたい。熊本、九州を元気にするための挑戦を続けていきます」と展望を語りました。

 受講した学生からは「普段利用しているJR九州がどのような会社なのか、知ることができてよかった」「鉄道以外にもいろいろな事業をされていてイメージが変わった」などの感想がありました。

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